と‐がり【鳥狩り】
鷹(たか)を使って鳥を捕らえること。鷹狩り。「都武賀野(つむがの)に鈴が音聞こゆ可牟思太(かむしだ)の殿の仲郎(なかち)し—すらしも」〈万・三四三八〉
とび‐はぜ【跳鯊】
ハゼ科の海水魚。全長約10センチ。目は頭の上部にカエルのように飛び出している。体色は黄褐色でかすり状の暗色斑がある。干潟にみられ、胸びれで泥上を跳び歩き、小動物を捕らえる。本州中部以南の河口域に生息。
とも‐づり【友釣(り)】
アユの釣り方の一。掛け針をつけたおとりのアユを泳がせ、そこを縄張りにもつアユが挑んでくるのを針にかけて捕らえる方法。
とり‐て【取(り)手】
1 物を受け取る人。 2 カルタのふだを取る人。読み手に対していう。 3 相撲・柔道などの技。また、その技の巧みな人。 4 武術の一。武器を持たずに敵を倒し、捕らえる術。
とり‐て【捕(り)手】
罪人を捕らえる役人。捕り方。捕吏(ほり)。
とり‐もち【鳥黐/黐】
さおの先などに塗りつけて小鳥や昆虫などを捕らえるのに用いる粘着力の強い物質。モチノキ・クロガネモチ・ヤマグルマなどの樹皮から作る。もち。
とんぼ‐つり【蜻蛉釣(り)】
おとりのトンボを竿の先に糸で結んで飛ばし、他のトンボを誘い寄せて捕らえる遊び。また、鳥もちをつけた竿でトンボを捕る遊び。《季 秋》
どじょう‐うち【泥鰌打ち】
夏の夜、ドジョウを灯火で誘い出し、棒の先に釘をつけた道具で突きさして捕らえること。
どじょう‐すくい【泥鰌掬い】
1 ドジョウをざるなどですくって捕らえること。 2 安来節(やすぎぶし)の歌に合わせて、ドジョウをすくう所作をする踊り。本来、この「どじょう」は「土壌」の意で、砂鉄を集める作業を模したものという。
どじょう‐せん【泥鰌筌】
ドジョウを捕らえるための筌(うえ)。細い竹を筒状に編み、入ったドジョウが出られないように両端に弁をつけ、水底に沈めておく。