てい‐せんりつ【定旋律】
多声楽曲で、ある声部に置かれる一定の旋律。対位法作曲の基礎旋律として、既成の単旋聖歌の旋律などが用いられる。
テーマ【(ドイツ)Thema】
行動や創作などの基調となる考え。主題。また、論文の題目、楽曲の主旋律など。「共同研究の—を決める」「政府にとって農業政策が今後の—になる」
トッカータとフーガ
《原題、(ドイツ)Toccata und Fuge》バッハのオルガン曲。1708年以前の作。ニ短調。冒頭部の劇的な旋律が広く知られる。トッカータとフーガニ短調。
とり【鳥】
《原題、(ドイツ)Vogel》ハイドンの弦楽四重奏曲第39番ハ長調の通称。1781年作曲。ロシア四重奏曲の第3番。通称は、第1楽章に鳥のさえずりに似た旋律が用いられていることに由来する。
トリオ‐ソナタ【trio sonata】
バロック時代の室内楽の一形式。一般に三声部で書かれ、二つの旋律楽器、低音旋律楽器、和声楽器の4楽器で構成される。
ドイツじんのうた【ドイツ人の歌】
《原題、(ドイツ)Das Lied der Deutschen》ドイツ連邦共和国の国歌。1797年にハイドンが作曲したオーストリア皇帝賛歌を元に、ホフマン=フォン=ファレルスレーベンによる歌詞を...
どうぐや‐ぶし【道具屋節】
古浄瑠璃の一。寛文〜貞享(1661〜1688)ごろ、道具屋吉左衛門が大坂を中心に語ったもの。播磨節の影響が強く、その旋律は義太夫節にも取り入れられている。
どく‐ふ【読譜】
楽譜を読むこと。譜面を見て、音程・旋律・リズムなどを理解し、ただちに演奏したり歌ったりすること。→ソルフェージュ
なげ‐ぶし【投節】
《歌の末尾を投げるように歌うところから》 1 江戸初期の流行歌。明暦・万治(1655〜1661)ごろに京都島原の遊里で起こり、宝永・正徳(1704〜1716)ごろ衰退。梛節(なぎぶし)。 2 江...
のり‐じ【乗(り)地】
1 調子に乗ること。調子に乗ってしゃべること。「少し—に声をはずますれば」〈一葉・われから〉 2 「乗り気」に同じ。「父が…余り—になったもんだから」〈木下尚江・良人の自白〉 3 謡曲で、大ノリ...