おうみ‐はっけい【近江八景】
琵琶湖南西部の八つの景勝。石山の秋月、比良(ひら)の暮雪、瀬田の夕照、矢橋(やばせ)の帰帆、三井(みい)の晩鐘、唐崎の夜雨、堅田(かたた)の落雁、粟津(あわづ)の晴嵐。安藤広重の浮世絵で知られる...
おうみ‐まいこ【近江舞子】
滋賀県南西部、大津市北部の琵琶湖西岸にある雄松(おまつ)崎の通称。景勝地。比良(ひら)山地を背に白砂青松の広がる砂州で、夏は水泳場としてにぎわう。名は兵庫県神戸市にある舞子の浜にちなむ。
おおくずれ‐かいがん【大崩海岸】
静岡県中央部、静岡・焼津(やいづ)市境の駿河湾に望む海岸。約4キロメートル、高さ50〜100メートル。急傾斜の海食崖のため「東海の親不知(おやしらず)」といわれる。富士山を望む景勝地。
おおはま‐かいがん【大浜海岸】
徳島県南東部、海部(かいふ)郡美波(みなみ)町日和佐(ひわさ)浦にある海岸。日和佐川河口から北に続く約500メートルの砂浜で、ウミガメの産卵地として有名。海岸は景勝地としても知られ、夏は海水浴場...
おおふなと【大船渡】
岩手県南東部の市。陸中海岸の大船渡湾に面し、臨海部は工業地。水産加工業も盛ん。碁石海岸などの景勝地がある。人口4.1万(2010)。
おおぼけ‐こぼけ【大歩危小歩危】
徳島県西部、四国山地を横断する吉野川の峡谷。景勝地で、上流側に大歩危、下流側に小歩危がある。
おく‐くじ【奥久慈】
久慈川上流域のこと。奥久慈渓谷・袋田の滝などの景勝地がある。林産物のほかコンニャク・葉タバコなどを産する。
おばま‐わん【小浜湾】
福井県西部、若狭(わかさ)湾のうち東側の内外海(うちとみ)半島と西側の大島半島に囲まれた内湾。湾内はハマチ・真珠養殖が盛ん。湾外は海食による断崖が続き、内外海半島先端の蘇洞門(そとも)は景勝地。...
おもご‐けい【面河渓】
愛媛県、石鎚山を源とし南流する面河川の渓谷。断崖や甌穴(おうけつ)が多く、景勝地。
かいしょく‐ちゅう【海食柱】
海食によって岩盤の一部が柱状に残ったもの。沿岸部にあり、その奇観から景勝地として知られるものが多い。米国のヘイスタックロック、太平洋上のボールズピラミッド、石川県の見附島など。