なかま【中間】
福岡県北部の市。明治末期から筑豊炭田の炭鉱町として発展。現在は住宅地化が著しい。人口4.4万(2010)。
なかむら‐ざ【中村座】
歌舞伎劇場。江戸三座の一。寛永元年(1624)初世猿若(中村)勘三郎が江戸中橋に創立。禰宜(ねぎ)町・堺(さかい)町・猿若町と移転し、明治9年(1876)休座。のち何度か再興したが長続きせず、同...
ながいみち【長い道】
柏原兵三の長編小説。昭和44年(1969)刊。太平洋戦争末期、都会からの疎開児と土地の子供たちとの葛藤を描いた自伝的作品。藤子不二雄Ⓐにより「少年時代」のタイトルで漫画化、その後篠田正浩監督によ...
なげ‐いれ【投(げ)入れ/抛げ入れ】
生け花で、自然のままの風姿を保つように生けること。また、その花。室町末期に始まる。投げ込み。投げ入れ花。
なぞ‐かけ【謎掛(け)】
言葉遊びの一つ。相手が出したお題に対し、臨機応変に他の言葉を挙げ、次いでそれらの共通点を説く。「大辞泉(お題)とかけて銀座4丁目交差点と解く。その心は、どちらも日本最高のじしょ(辞書・地所)」な...
ななつ‐ぼうず【七つ坊主】
近世末期、芝増上寺を出て江戸市中を毎夕七つ時から、拍子木を打ち、念仏を唱えて托鉢(たくはつ)して歩いた僧。「—の拍子木とともに座敷の道具かはりて」〈人・辰巳園・後〉
なにわ‐ぶし【浪花節/難波節】
語り物の一種。江戸末期、説経節・祭文などの影響を受けて大坂で成立。初めはちょんがれ節・うかれ節などともよばれた。三味線の伴奏で独演し、題材は軍談・講釈・物語など、義理人情をテーマとしたものが多い...
ナパーム‐だん【ナパーム弾】
《napalm》第二次大戦末期に作られた強力な油脂焼夷(しょうい)弾。ナフサとパーム油とを主原料とし、航空機から落下させて広範囲にわたり焼夷効果を及ぼす。
なまり‐せん【鉛銭】
鉛で鋳造した銭貨。中世から近世初期にかけて流通した悪質の私鋳銭のほか、江戸末期から明治初期に関東・東北の一部で流通したものがある。なまりぜに。
なら‐え【奈良絵】
室町末期から江戸初期にかけて、冊子本(奈良絵本)・絵巻物の挿絵として描かれた絵画。奈良興福寺などの絵仏師の作との説があるが、呼称は明治以降に生まれたもので、奈良との関係は不明。明るい彩色の素朴な...