ゆいめいてき‐ていぎ【唯名的定義】
論理学で、概念を定義する場合に、概念の使用についての約束を述べただけのもの。従来用いられてきた表現をより簡潔な表現に改めたり、新しく発見された現象の命名に用いられたりする。名目的定義。
ゆい‐わた【結綿】
1 数枚重ねた真綿(まわた)の中央を結び束ねたもの。祝い物に用いる。 2 島田髷(しまだまげ)の一。髷の幅を広くし、その中央に鹿の子絞りなどの手絡(てがら)をかけて結ぶもの。未婚女性の髪形。結綿...
ゆう‐けい【幽契】
目に見えない神仏との約束。「神代の—のままになりぬるにや」〈神皇正統記・村上〉
ゆうけん‐かいしゃく【有権解釈】
権限のある機関によって行われる法の解釈。拘束力をもつ。公権的解釈。
ゆうこう‐こうけい【有効口径】
《effective aperture》カメラのレンズなどの光学系を通過する光線束の太さ。絞りがある場合は、その絞りの内径を対物レンズ前面で測定した直径のこと。入射瞳と同値となる。
ゆうそく‐もんよう【有職文様】
平安時代以来、公家階級で装束・調度などに用いられた伝統的文様。他の分野の文様と区別して、近世以降この名でよばれる。小葵(こあおい)・窠文(かもん)・幸菱(さいわいびし)・三重襷(みえだすき)・唐...
ゆうでん‐りつ【誘電率】
誘電体で誘電分極が生じる程度を表す、誘電体に固有の定数。電束密度と電界の強さとの比。電媒定数。
ゆうもう‐さいぼう【有毛細胞】
内耳の蝸牛内部にある、細かい毛のような細胞が束になった感覚細胞。音が空気の振動として内耳の蝸牛に伝わり、有毛細胞が揺れて電気信号が発生。聴神経から脳に伝わり、音として認識される。
ゆか‐づか【床束】
1階の床を支える束(つか)。床下の柱。
ゆ‐がみ【結髪】
《「ゆいがみ」の音変化》馬のたてがみを部分部分束ねて結ぶこと。また、そのたてがみ。巻き髪。「手綱を馬の—に捨て」〈平家・九〉