はて‐の‐お【果ての緒】
琴の13弦のうち、いちばん端の最高音の巾(きん)の弦。
はて‐の‐こと【果ての事】
四十九日または一周忌の仏事。果ての業。「今は—すとて」〈かげろふ・上〉
はて‐の‐つき【果ての月】
1 一周忌の供養のある月。「太政大臣の北の方うせ給ひて、御—になりて」〈大和・九七〉 2 12月。極月(ごくげつ)。師走(しわす)。「—の十六日(とをかむゆか)ばかりなり」〈かげろふ・中〉
はて‐の‐とし【果ての年】
忌みや喪が明けた年。「円融院の御—、みな人御服ぬぎなどして」〈枕・一三八〉
はて‐の‐わざ【果ての業】
「果ての事」に同じ。「皇太后宮うせ給ひて、—にさはることありて参らざりければ」〈後拾遺・哀傷・詞書〉
はて‐は【果ては】
[副]しまいには。ついには。「口論して、—なぐり合いになる」
はて‐はて【果て果て】
果ての果て。最後。とどのつまり。あげくの果て。「あまたさるまじき人の恨みを負ひし—は、かう打ち捨てられて」〈源・桐壺〉
は・てる【果てる】
[動タ下一][文]は・つ[タ下二] 1 続いていた物事が終わりになる。最後の所まで行き着く。終わる。「いつ—・てるともない戦い」「人通りが—・てる」 2 死ぬ。「異国で—・てる」「切腹して—・て...
み‐ばえ【実蠅/果実蠅】
双翅(そうし)目ミバエ科の昆虫の総称。体長5、6ミリのものが多く、頭部は半球形をし、翅(はね)は透き通って斑紋(はんもん)のあるものが多い。幼虫は蛆(うじ)で、果実や花・葉・茎などに食い入る。チ...