うち‐ぐもり【内曇(り)】
1 上下に雲形(くもがた)を漉(す)き出した鳥の子紙。色紙や短冊に用いる。普通は上を青く、下を紫にするが、凶事にはその反対にする。雲紙(くもがみ)。 2 京都市右京区鳴滝産の砥石(といし)。卵色...
うち‐だし【打(ち)出し】
1 《「打ち出し太鼓」から》芝居・相撲で、一日の興行の終わり。また、その合図。はね。 2 金属板の裏面から模様や浮き彫りを打ち出す金工技法。鎚鍱(ついちょう)。 3 「出衣(いだしぎぬ)2」に同...
うち‐だ・す【打(ち)出す】
[動サ五(四)] 1 ㋐太鼓などを打ちはじめる。「鐘を—・す」 ㋑(「撃ち出す」とも書く)鉄砲などを打ちはじめる。また、弾丸などを打って出す。「大砲を—・す」 2 金属などを裏から打って模様を表...
うつし‐え【移し絵】
水溶性の糊(のり)を塗った台紙に模様や絵を印刷したもの。水にぬらして物にはりつけ、乾ききらないうちに紙をはがすと台紙の模様や絵が転写される。陶器・ガラスなどの模様印刷に用い、また玩具にもする。
うのはな‐ぐもり【卯の花曇(り)】
卯の花の咲くころの曇りがちな空模様。卯月曇り。
うみ‐ねこ【海猫】
カモメ科の海鳥。全長48センチくらい。くちばしの先端が赤くて、体はカモメに似て白色で、背に黒いまだら模様がある。鳴き声が猫に似ている。青森県八戸(はちのへ)海岸の蕪島(かぶしま)、島根県経島(ふ...
う‐もん【有文】
1 衣服・冠などに模様のあること。⇔無文。 2 和歌・連歌・俳諧で、技巧や趣向のおもしろさが目立つもの。⇔無文。「歌にも連歌にも—無文と云ふ事あるなり」〈九州問答〉 3 能楽で、見かけの効果的な...
うら‐ぎく【裏菊】
菊の花を裏から見た形の図案。紋所・衣服の模様、鎧(よろい)の飾り金具などに用いる。
うらしま‐つつじ【裏縞躑躅】
ツツジ科の落葉小低木。高山に群生。茎に、枯れた葉柄の残りがうろこ状につき、地をはい、その先が上向いて、倒卵形の小さい葉が密につく。葉の裏面に縞模様がある。6月ごろ、壺形の黄白色の花が咲く。実は熟...
うら‐めん【裏面】
1 両面に印刷または刻印された紙や硬貨・メダルなどの、裏にあたる側。柄や模様のない場合でもいう。りめん。⇔表面。 2 アナログレコードやカセットテープなどのB面のこと。⇔表面。 3 コンピュータ...