へいじゅん‐ほう【平準法】
中国、漢の武帝が前110年に施行した物価調整政策。豊年に政府が物資を購入して貯え、凶年の時に放出して物価の安定を図ろうとしたもの。商業に対する国家統制として反対が多く、昭帝の時に廃止された。
へいじょう【平城】
「平城京」の略。
中国で、北魏時代前期の都。398年、北魏の道武帝が建設し、494年、孝文帝が洛陽へ遷都するまで存続した。現在の山西省大同にあたる。
ほく‐げん【北元】
中国、明初に中国本土を追われモンゴルに退いた元の残存勢力の称。明の洪武帝(朱元璋)による再三の攻撃により、1388年に滅亡した。
ほく‐しゅう【北周】
中国、南北朝時代の北朝の一。北魏の東西分裂後、西魏の宰相宇文泰の子の覚が恭帝の禅譲を受けて556年に建国。都は長安。第3代の武帝は北斉を併合したが、581年、隋によって滅ぼされた。後周。
ほく‐せい【北斉】
中国、南北朝時代の北朝の一。550年、東魏の実権者高洋(文宣帝)が孝静帝から帝位を奪って建国。都は鄴(ぎょう)。577年、北周の武帝によって滅ぼされた。高斉。
まんじょう‐かんぼ【満城漢墓】
中国、河北省満城県にある前漢代の古墓。武帝の兄中山王の劉勝(りゅうしょう)とその妻の墓で、玉片を金糸で綴る金縷玉衣(きんるぎょくい)をまとった遺骸を出土。1968年に発掘。
みちとせ‐の‐もも【三千歳の桃/三千年の桃】
漢の武帝が西王母(せいおうぼ)からもらったという、三千年に一度花が咲いて実を結ぶという不老長寿の桃。非常に珍しく、まためでたいもののたとえにもいう。西王母が桃。
みん【明】
中国の王朝の一。1368年、朱元璋(しゅげんしょう)(太祖洪武帝)が元を倒して建国。都は当初南京であったが、永楽帝の1421年、北京に遷都。南海諸国を経略、その勢威は一時アフリカ東岸にまで及んだ...
やろう【夜郎】
中国漢代に、西南地方、現在の貴州省の西境にいた異民族。西南夷の一。武帝に平定されて漢の郡県に編入された。
らくろう‐ぐん【楽浪郡】
前108年、前漢の武帝が衛氏朝鮮を滅ぼして設置した朝鮮四郡の一。現在の平壌(ピョンヤン)が中心。3世紀初頭、南半部が帯方郡(たいほうぐん)となって分離。313年、高句麗(こうくり)に滅ぼされた。...