なかば‐の‐つき【半ばの月】
1 半円形の月。半月(はんげつ)。「末の世を照らしてこそは二月(きさらぎ)の—は雲がくれけれ」〈続千載・釈教〉 2 月半ばの月。満月。特に、中秋の名月。「秋の空、余りにたへぬ—」〈謡・雨月〉 3...
のぼり‐づき【上り月】
秋、新月から満月へ、しだいに満ちていく月。《季 秋》⇔降(くだ)り月。
はなあかり【花明り】
日本画家、東山魁夷が昭和43年(1968)に発表した連作「京洛四季(けいらくしき)」の作品の一つ。京都市東山区にある円山公園の枝垂桜と満月を描いたもの。
ハート‐リン【Haad Rin】
タイ南部、タイランド湾西部に浮かぶパンガン島南端の海岸保養地。南東に突き出た岬の両岸に白い砂浜が広がる。満月の夜にフルムーンパーティーが催され、欧米人をはじめ、多くの若者が訪れる。
ハープサル‐じょう【ハープサル城】
《Haapsalu piiskopilinnus》エストニア西部の町ハープサルにある城。13世紀半ば、サーレラーネ司教の居城として建造。毎年8月の満月の夜に、洗礼堂の壁に白衣の乙女の姿が映し出さ...
パール‐ふじ【パール富士】
富士山の山頂に満月が掛かった状態。早朝に沈む満月と夕方に昇る満月とがある。→ダイヤモンド富士
日(ひ)中(ちゅう)すれば昃(かたむ)き月(つき)盈(み)つれば食(か)く
《「易経」豊卦彖伝から》日は最も高く昇ると傾きはじめ、月は満月になると欠けはじめる。栄枯盛衰は世の習いであるというたとえ。
びゃく‐げつ【白月】
古代インドの暦法で、月が満ち始めてから満月に至るまでの15日間の称。びゃくがつ。はくげつ。⇔黒月。「—黒月のかはり行くをみて、三十日をわきまへ」〈平家・三〉
ふさつ【布薩】
《(梵)upoṣadhaの音写。説戒・斎などと訳す》同一地域の僧が毎月2回、新月と満月の日に集まって戒本を誦し、互いに自己反省し、罪過を懺悔(さんげ)する行事。在家では六斎日などに八斎戒を守るこ...
ふっかつ‐さい【復活祭】
イエス=キリストの復活を記念する祝日。教会暦中最重要の祝日の一つで、春分後最初の満月の次の日曜日に行われる。イースター。復活節。《季 春》「雨粒小僧—の池にはね/静塔」