おねえ‐ことば【御姉言葉/御姐言葉】
女性特有の語尾や言い回しを強調した言葉遣い。男性が使用する場合にいう。
おの‐が‐きぬぎぬ【己が衣衣】
《掛け合っていた着物を、朝になって男女がそれぞれに着るところから》共寝の朝の別れ。「しののめのほがらほがらと明けゆけば—なるぞ悲しき」〈古今・恋三〉
お‐の‐こ【男の子/男】
1 成人の男子。おとこ。⇔女(め)の子。「—やも空しくあるべき万代(よろづよ)に語り継ぐべき名は立てずして」〈万・九七八〉 2 男の子。むすこ。「すべて—をば、女に笑はれぬやうにおほしたつべしと...
おのこ‐ご【男の子子】
男の子。また、男性。「—にはうちとくまじきものなり」〈源・少女〉
おのこ‐みこ【男の子御子】
男の御子。皇子。おとこみこ。「世になく清らなる玉の—」〈源・桐壺〉
おの‐さま【己様】
[代]二人称の人代名詞。近世、女性が男性をさしていう。あなた。おまえさま。おのさん。「きぬ織らせて—のお小袖にして参らせん」〈浄・京わらんべ〉
お‐のし【御主】
[代]《「おぬし」の音変化》二人称の人代名詞。男女ともに用いたが、近世、特に町人の女性や遊女が使った。おまえ。そなた。「これ番頭、—が呑(の)むものはなんだ」〈滑・浮世風呂・前〉
お‐はぐろ【御歯黒/鉄漿】
《「歯黒め」の女房詞》 1 歯を黒く染めること。上代から上流婦人の間に行われた風習。平安後期には公家や武家の男子も行い、のち民間にも流行し、江戸時代には既婚婦人のしるしとなった。かねつけ。 2 ...
お‐はせ【男茎】
陰茎。男根。おはし。
おばがさけ【伯母ヶ酒】
狂言。酒好きの男が、伯母の営む酒屋へ鬼に化けて入り込み、酒をせしめるが、酔ったあげくに見破られる。