アポリア【(ギリシャ)aporia】
《道のないこと、の意》 1 アリストテレス哲学で、一つの問いに対する答えとして相反する二つの見解が等しく成立する場合をさす。 2 一般に、解決の糸口を見いだせない難問。
アンビバレンス【ambivalence】
同一対象に対して、愛と憎しみなどの相反する感情を同時に、または、交替して抱くこと。精神分析の用語。両面価値。両面価値感情。
アンビバレント【ambivalent】
[形動]相反する意見を持つさま。両面の。また、相反する感情が同時に存在するさま。「—な感情を抱く」
か‐すい【火水】
1 火と水。つらく困難な状況などにもたとえていう。水火。「同じくは—の中へ飛び入っても」〈紅葉・多情多恨〉 2 性質の相反するもののたとえ。「精神上の—の争いも」〈花袋・描写論〉
かっ‐とう【葛藤】
[名](スル)《葛(かずら)や藤(ふじ)のこと。枝がもつれ絡むところから》 1 人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと。「親子の—」 2 心の中に相反する動機・欲求・感情などが存在し、そのい...
が
[接]《接続助詞「が」から》前に述べた事柄と相反する内容を述べるのに用いる語。だが。けれども。「早朝だった。—、多くの人が集まっていた」
螻蛄(けら)腹立(はらた)つれば鶫(つぐみ)喜(よろこ)ぶ
《ツグミを捕らえるのにケラをえさにするところから》一方が怒れば他方が喜ぶ。両者の利害が相反することのたとえ。
けれども
[接]《接続助詞「けれども」から》前に述べた事柄と相反する内容を導く語。だが。しかし。「彼は頑固だ。—、話はわかる人間だ」
けん‐がく【研学】
[名](スル)学問を研究すること。「体操—とは、まるで相反する性質の者に候えば」〈逍遥・当世書生気質〉
こうけん‐かんとくにん【後見監督人】
後見人を監督し、後見人が欠けた場合にその選任を家庭裁判所に請求したり、後見人と被後見人との利益が相反する行為について、被後見人を代表するなどの役目をもつ人。未成年後見監督人と成年後見監督人があり...