ながめ‐もの【眺め物】
眺めて楽しむもの。眺める価値のあるもの。「一生の—ながら、女の姿過ぎたるはあしからめ」〈浮・一代女・三〉
ながめ‐や・る【眺め遣る】
[動ラ五(四)]はるか遠くを眺める。また、その方向へ目を向けて見る。「空のかなたを—・る」「物音のする方を—・る」
なま‐めかし・い【艶めかしい】
[形][文]なまめか・し[シク]《動詞「なまめく」の形容詞化》 1 姿やしぐさが色っぽい。あだっぽい。「—・い声」「—・くしなを作る」 2 清新でみずみずしい。若々しい。「あてに—・しう、二月ば...
ね
[終助]文末の種々の語に付く。 1 軽い感動・詠嘆の意を表す。「いい眺めです—」「よくしゃべる人だわ—」 2 相手の同意・返答などを期待する意を表す。「君の郷里は青森でした—」「そろそろ出かけ...
ネボ‐さん【ネボ山】
《Jabal Nibu》ヨルダン西部の山。マダバの北西約10キロメートルに位置し、死海とパレスチナを一望できる。標高817メートル。旧約聖書で、モーセが神の命で約束の地を眺めた地とされる。またモ...
のぞ・む【望む】
[動マ五(四)]《「臨む」と同語源》 1 はるかに隔てて見る。遠くを眺めやる。「富士を—・む展望台」 2 ㋐物事がこうであればいい、自分としてはこうしたい、こうなりたい、また、なんとか得られない...
はい‐たい【廃退/廃頽】
[名](スル) 1 行われなくなったり、使われなくなったりしてすたれること。「此の—したる古城を眺めて」〈木下尚江・良人の自白〉 2 道義・気風などが、すたれて衰えること。「徳義の—人情の腐敗」...
はこおとこ【箱男】
安部公房の長編小説。昭和48年(1973)刊。ダンボール箱を頭からかぶり、その隙間から世界を眺める男の彷徨(ほうこう)を描いた実験的作品。
はす‐かけ【斜掛(け)】
《「はすがけ」とも》ななめ。はす。「—に、長い一筋の町を照らす太陽を眺めた時」〈漱石・坑夫〉
はつ‐ふじ【初富士】
元旦に富士山を眺めること。また、その富士山。《季 新年》「—にかくすべき身もなかりけり/汀女」