あまのほひ‐の‐みこと【天穂日命】
日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)の子。天孫降臨に先立って、葦原(あしはら)の中つ国に遣わされたが、大国主命に味方して復命しなかった。出雲国造(いずものくにのみやつこ)らの祖神。天菩比神。
あまのみなかぬし‐の‐かみ【天御中主神】
日本神話で、天地開闢(かいびゃく)のとき、高天原(たかまがはら)に最初に出現した神。造化の三神の一。中国で天の中心にいるという元始天尊の思想からつくられたとされる。
あま‐の‐むらくものつるぎ【天叢雲剣】
三種の神器の一。日本神話で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が出雲国の簸川(ひのかわ)上流で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したときに、その尾から出たという剣。のちに、熱田神宮に祭られる。別称、草薙...
あまみきゅ
沖縄の開闢(かいびゃく)神話に登場する始祖神。女神。男神「しねりきゅ」とともに天降り、沖縄の国土を形成。また、海のかなたの楽土「ニライカナイ」から稲の種子をもたらし、栽培法を伝えたとされる。
アマルテア【Amalthea】
木星の第5衛星で、すべての衛星のうち3番目に木星に近い軌道を回る。1892年に発見。名の由来はギリシャ神話の女神。氷と岩石による非球形の塊。平均直径は約190キロ。
あめ‐の‐わかひこ【天若日子/天稚彦】
日本神話で、天孫降臨に先だち、高天原(たかまがはら)から葦原(あしはら)の中つ国の平定に遣わされた神。出雲に降ったまま復命せず、詰問の使者として雉(きじ)が派遣されてくるとこれを射殺したが、高御...
アモル【Amor】
ローマ神話の恋の神クピドの別名。ギリシャ神話のエロスにあたる。
アラクネ【Arachnē】
ギリシャ神話の女性で織物の名手。その腕前を自慢したことでアテナの怒りを買い、クモに変えられた。
アリアドネ【Ariadnē】
ギリシャ神話で、クレタ島の王ミノスの娘。怪物退治に迷宮へ入るテセウスに、脱出用の糸を与えたことから、難問を解決する鍵を「アリアドネの糸」という。
アルカス【Arkas】
ギリシャ神話で、ゼウスとニンフのカリストの子。アルカディア人の祖。熊に変えられた母を、それと知らずに狩ろうとしてゼウスに救われ、母子ともに天に上って大熊座・小熊座の2星座になった。また、牛飼座の...