みょうけん‐ぼさつ【妙見菩薩】
北極星を神格化した菩薩。国土を守り、災難を除き、長寿をもたらすとされる。日本では、眼病平癒・安産・良縁のためにこの菩薩を本尊として行う修法があり、密教ならびに日蓮宗で祭祀。北辰(ほくしん)菩薩。
みんかん‐ふしゃ【民間巫者】
公的な祭祀(さいし)をつかさどるのではなく、個人を相手に卜占(ぼくせん)などを行う巫者。沖縄のゆたなど。→巫覡(ふげき)
ミーマーンサー‐がくは【ミーマーンサー学派】
《(梵)mīmāṃsāは思量・考究の意》インド六派哲学の一。開祖はジャイミニ。ベーダ聖典に絶対的権威を置き、祭祀の実行によって果報を得ると説いた。根本経典は「ミーマーンサー‐スートラ」。
ヤシュチラン【Yaxchilán】
メキシコ南東部、チアパス州、グアテマラ国境付近にある遺跡。マヤ文明古典期後期、8世紀頃に最盛期を迎え、祭祀(さいし)の中心的な場所として利用されていたと考えられている。
やまと‐まい【大和舞/倭舞】
1 日本固有の歌舞の一。大和地方の風俗歌舞で、礼拝を舞踊化したもの。鎮魂祭や大嘗祭(だいじょうさい)などに行われる。現在は舞人四人。大和歌に合わせて舞う。都舞。 2 神楽の一種で、1に由来した祭...
ユダヤ‐きょう【ユダヤ教】
唯一絶対の神ヤーウェを信仰するユダヤ人の民族宗教。モーセの律法と神との契約に基づき、選民思想・終末論およびメシアの来臨を信ずることなどが特徴。バビロン捕囚から帰還後の前517年、エルサレム神殿の...
ラ‐ベンタ【La Venta】
メキシコ南東部、タバスコ州にある遺跡。州都ビジャエルモサの西約120キロメートルに位置する。オルメカ文明の祭祀(さいし)のための施設として栄えたと考えられ、巨石人頭像などが見つかった。出土品の多...
れい‐ぶ【礼部】
1 六部(りくぶ)の一。礼楽・祭祀(さいし)・貢挙などをつかさどった役所。隋・唐代に設置され、清末に廃止。 2 治部省(じぶしょう)の唐名。
れい‐ぶつ【礼物】
1 典礼と文物。 2 祭祀の儀式に用いる品物。 3 ⇒れいもつ(礼物)
ろっ‐きん【六禁】
荒忌みの際の六つの禁制事項。祭祀(さいし)の神事にかかわる者が、喪を弔い、病者を見舞い、肉食することを禁じ、また死刑・裁判・音楽を行わないこと。6色の禁忌。