やど・す【宿す】
[動サ五(四)] 1 内に含み持つ。「大志を—・す」 2 とどまらせる。「水面に月影を—・す」「往時の面影を—・す道筋」 3 子をはらむ。「子を—・す」 4 宿泊させる。宿を貸す。「人—・し奉ら...
やまんば‐もの【山姥物】
歌舞伎舞踊の一系統。能「山姥」、およびそれに基づく近松門左衛門の浄瑠璃「嫗(こもち)山姥」によったもの。常磐津(ときわず)・富本・清元など数多くあるが、常磐津「薪荷雪間市川(たきぎおうゆきまのい...
ゆい‐げさ【結袈裟】
修験道の山伏がつける袈裟。細長いきれ地3筋を緒で結んで連ね、所々に菊綴(きくと)じをつけた輪袈裟。
ゆうけい‐ちょうしん【熊経鳥申】
仙人の肉体鍛練法。熊が木に前足をかけて立つように直立し、鳥が首を伸ばすようにして筋骨をやわらげる。
ゆうせつ‐ざい【融雪剤】
積雪を溶かすために道路や農地などにまく薬剤。炭などのように太陽熱を集めるものと、雪と混ざることにより雪が融けやすくなる塩化カルシウム・尿素系・窒素系の薬剤とがある。大量の使用による鉄筋・鉄骨の腐...
ゆうせんくつ【遊仙窟】
中国唐代の小説。張鷟(ちょうさく)(字(あざな)は文成)著。主人公の張生が旅行中に神仙窟に迷い込み、仙女の崔十娘(さいじゅうじょう)と王五嫂(おうごそう)の歓待を受け、歓楽の一夜を過ごすという筋...
ゆう‐もん【幽門】
胃の末端の、十二指腸に接し細くくびれている部分。輪状の括約筋があり、通常は閉じているが、胃内の食物の状態により開いて腸に送る。
ゆき【行き/往き】
1 目的地に向かって行くこと。また、その時や、その道筋。いき。「—は飛行機にする」「—は雨に降られた」⇔帰り。 2 地名のあとに付けて、そこが乗り物の進む目的地であることを表す。いき。「大阪—」...
ゆき‐ちが・う【行(き)違う】
[動ワ五(ハ四)] 1 道筋や時間が異なるなどして、互いに相手と出会わないでしまう。いきちがう。「どこで—・ったのか、彼に会えなかった」 2 すれちがって互いに違う方向へ行く。いきちがう。「偶...
ゆ‐ごう【癒合】
[名](スル)傷がなおり、離れていた皮膚や筋肉などが付着すること。傷口がふさがること。「傷は見るまに—して」〈寅彦・春寒〉