うみのさち【海の幸】
洋画家、藤田嗣治による壁画。京都丸物百貨店の大食堂の壁を飾ったもので、昭和11年(1936)の作品。砂浜を背景に、魚介類を入れた籠を持つ二人の女性を描いたもの。東郷青児による「山の幸」と対になっ...
うるわし・い【麗しい/美しい】
[形][文]うるは・し[シク] 1 精神的に豊かで気高く、人に感銘を与えるさま。心あたたまり、うつくしい。「—・い母性愛」「—・しい友情の発露」 2 形・色・容姿などが、目に快く映るさま。うつく...
うろこがた【鱗形】
謡曲。脇能物。喜多流。北条時政が、旗の紋を定めるため江の島弁才天に参籠(さんろう)すると、弁才天が三つ鱗(うろこ)の旗を授ける。
えいざん‐じ【栄山寺】
奈良県五條市にある真言宗豊山派の寺。養老3年(719)藤原武智麻呂(ふじわらのむちまろ)の創建と伝えられる。藤原氏南家の氏寺。八角堂(武智麻呂の子の建造)および梵鐘(ぼんしょう)は国宝。また、重...
えん‐りょ【遠慮】
[名](スル)《3が原義》 1 人に対して、言葉や行動を慎み控えること。「—なくいただきます」「年長者への—がある」「この部屋ではタバコは—してください」 2 辞退すること。また、ある場所から引...
おい‐な・す【負ひなす】
[動サ四](修飾語を受け)その状態に背負う。「尻籠(しこ)の矢、筈下りに—・して」〈義経記・五〉
お‐いり【御入り】
入って来ることの意の尊敬語。おいで。御入来。「今日(こんにち)は早速の—で誠に御苦労様に存じまする」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
おうぎ‐ぐるま【扇車】
1 三つの扇を要(かなめ)を中心にして円形に広げたもの。上棟式(じょうとうしき)のとき、棟木の上に立てる。扇子車(せんすぐるま)。 2 紋所の名。畳んだ扇を、要を中心にして車輪状に並べた形。 3...
おう‐けい【往詣】
神仏に参拝すること。「—参籠(さんろう)の人」〈源平盛衰記・四〇〉
おおとなぶら【大殿油】
《「おおとのあぶら」の音変化》宮中や貴族の邸宅でともす油のともし火。「月もなきころなれば、灯籠に—まゐれり」〈源・常夏〉