えん‐しょう【縁生】
仏語。 1 すべての存在が因縁によって生まれること。因縁生。縁起。 2 因縁によって生じた結果。縁已生(えんいしょう)。
えんしょう‐せん【厭勝銭】
縁起のよい語句や図を鋳出し、災難よけや幸運を願った、まじない用の銭の形をしたお守り。中国では漢から六朝時代にかけて流行し、日本では、室町時代から江戸時代にかけて行われた。
おお‐ぎり【大切(り)】
1 大きく切り分けること。また、その切り身。 2 (縁起をかついで「大喜利」とも書く) ㋐芝居で、その日の最終の幕。 ㋑江戸時代の歌舞伎で、二番目狂言(世話物)の最終幕。幕末以後の歌舞伎では、二...
おおぶく‐ちゃ【大服茶】
元日に若水でたてた茶。梅干し・コンブなどを入れて飲み、縁起を祝う。福茶。《季 新年》「—昆布に長寿の味を飲む/句仏」
女(おんな)は門開(かどびら)き
《天鈿女命(あまのうずめのみこと)が踊ったところ、天の岩屋に隠れていた天照大神が戸を開けて、世の中を明るくしたという故事から》女は縁起がよいということ。
かがみ‐もち【鏡餅】
平たく円形に作った餅。大小2個をひと重ねにし、正月や祝いのとき、神仏に供える。おそなえ。おかがみ。《季 新年》「—暗きところに割れて坐す/三鬼」 [補説]三方の上に四方紅(しほうべに)(または奉...
かざり‐うま【飾り馬】
1 美しく飾りたてた馬。嫁入りに用いたり、新年の初荷を運んだりする。また、古くは賀茂の祭などで、唐鞍(からくら)を置いた馬をいう。《季 新年》 2 五月人形とともに飾る細工物の馬。また、縁起物の...
か‐じつ【佳日/嘉日】
よい日。めでたい日。縁起のよい日。
かじゅう‐じ【勧修寺】
京都市山科(やましな)区勧修寺仁王堂町にある真言宗山階(やましな)派の大本山。山号は亀甲山。開創は昌泰3年(900)、開基は醍醐(だいご)天皇、開山は承俊。延喜5年(905)定額寺となる。代々、...
かち‐いろ【褐色/搗色】
黒く見えるほど濃い藍色(あいいろ)。濃紺色。「かち」は「勝ち」に通じ、縁起をかついで武具の染め色や祝賀のときに用いられた。勝ち色。かち。かちんいろ。かついろ。