とらでん【団乱旋】
雅楽。唐楽。壱越(いちこつ)調で新楽の大曲。唐の則天武后作とも、大戸真縄(おおとのまなわ)作ともいう。四人または六人で舞ったが、現在は楽・舞とも廃絶。后帝(こうだい)団乱旋。団蘭伝。とらんでん。
とり‐なわ【取(り)縄/捕(り)縄】
1 罪人などを捕らえて縛る縄。捕縄(ほじょう)。 2 太刀の鞘(さや)についているひも。太刀を帯びるとき、腰に結ぶ。帯取革(おびとりがわ)。
とんふぁあ
《多く「トンファー」と書く》沖縄の武術で使われる道具の一。50センチ前後の木の棒で、垂直に握り部分をつけたもの。
どうか‐せん【導火線】
1 雷管とともに用いる、火薬を爆発させるための火縄。黒色火薬を紙・糸で巻いてひも状にしたもの。 2 事件を引き起こすきっかけ。「大戦勃発の—となった事件」
どうじょう‐じ【道成寺】
和歌山県日高郡日高川町にある天台宗の寺。山号は天音山。開創は寺伝によれば大宝元年(701)、開山は義淵、開基は紀道成(きのみちなり)。安珍と清姫の伝説で有名。鐘巻寺。日高寺。→安珍清姫(あんち...
ど‐き【土器】
粘土を焼成して作った素焼きの器物。陶器・磁器に比べ、一般に焼成火度は低い。古くから世界各地で見られ、日本では縄文土器・弥生土器・土師器(はじき)がある。出土した層や器形・文様などから考古学上の重...
ど‐ぐう【土偶】
1 土をこねって作った人形。つちにんぎょう。 2 粘土を材料として焼きあげた人形。東ヨーロッパでは旧石器時代にさかのぼるが、世界的には新石器時代以降の農耕社会に多い。日本では縄文時代を特色づける...
ど‐ばん【土版】
東日本の縄文時代晩期の土製品。長さ5〜15センチほどの長方形または楕円形の板で、表裏に顔の表現や文様がある。呪術(じゅじゅつ)・護符用のものと考えられている。
ど‐めん【土面】
縄文時代後期・晩期、粘土で作って焼きあげた仮面。目に孔(あな)があいているものと、孔がなく額につけたらしいものとがある。
どろ‐なわ【泥縄】
《「泥棒を捕らえて縄をなう」の意から》事がおこってからあわてて対策を立てたり準備をしたりすること。「—の試験勉強」「—式」