とっ‐つき【取っ付き】
1 最初。手初め。「習い事は—が肝心だ」 2 いくつかあるうちのいちばん手前。「角を曲がった—の家」 3 初めて会ったときの印象。第一印象。「—はよくないが、根はいい人だ」
どう‐じ【童子/童児】
1 幼い少年。子供。わらわ。「三歳の—でもわかる話だ」 2 貴人の身のまわりの世話をする、召し使いの少年。 3 《(梵)Kumāraの訳》 ㋐仏の王子、すなわち菩薩(ぼさつ)のこと。 ㋑仏・菩薩...
ななつ‐いろは【七つ以呂波】
平仮名・片仮名・万葉仮名など七つの書体に書き分けた、いろは歌。手習いの手本などに用いた。
なにわ‐づ【難波津】
上代、難波江にあった港。また、大阪港の古名。[歌枕]「千鳥鳴くふけひの潟を見渡せば月影さびし—の浦」〈聞書集〉 1 王仁(わに)が詠んだという「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くや...
習(なら)い性(せい)となる
《「書経」太甲上から》習慣は、ついにはその人の生まれつきの性質のようになる。 [補説]「習い、性となる」と区切る。「ならいしょう、となる」「ならいせい、となる」とは読まない。
なんちょうほうき【男重宝記】
江戸初期の教養書。5巻。草田寸木子(すんぼくし)著。元禄6年(1693)刊行。手習い・詩・俳諧・茶の湯・将棋など、一般知識や諸芸について記したもの。
にゅう‐てん【入店】
[名](スル) 1 デパートなどの一部に店を開くこと。出店。 2 その店に勤め始めること。「板前見習いとして—する」 3 客が店に入ること。「—客数」
日(ひ)中(ちゅう)すれば昃(かたむ)き月(つき)盈(み)つれば食(か)く
《「易経」豊卦彖伝から》日は最も高く昇ると傾きはじめ、月は満月になると欠けはじめる。栄枯盛衰は世の習いであるというたとえ。
ひら‐もの【平物】
1 菊の園芸品種で、単弁の花びらが平らに開くものの総称。 2 能楽で、特に習い物でない、普通の曲。 3 邦楽で、特に秘曲や許し物でない、普通の曲。 4 演劇などの大道具のうち、切り出しのような平...
ふう‐ど【風度】
態度・容姿など、その人のようす。人品。風采。風格。「温和の性情、藹吉(あいきつ)の—を習い長ずること」〈中村訳・西国立志編〉