伊勢(いせ)や日向(ひゅうが)
話に脈絡がなく、つじつまが合わないこと。また、まぜこぜで秩序のないこと。伊勢や日向の物語。「げにげに—のことは、誰かは定めありぬべき」〈謡・雲林院〉
いたび‐かずら【崖石榴】
クワ科の蔓(つる)性の常緑低木。暖地にみられ、岩などをよじ登る。葉は長円形で先がとがり、厚く、裏面に網目状の細脈がある。雌雄異株。花はイチジクに似て、実は紫黒色に熟す。日本・中国本土・台湾に分布...
イタリア‐はんとう【イタリア半島】
地中海の中央部に突き出した長靴形の半島。中央部をアペニン山脈が走る。半島の東はアドリア海、西はティレニア海。
いと‐とんぼ【糸蜻蛉】
1 イトトンボ科のトンボの総称。体は小形で細く弱々しく、翅(はね)の脈は粗い。翅を立てて止まる。キイトトンボ・アジアイトトンボなど。とうすみとんぼ。《季 夏》「—宙にとどまり石進む/稚魚」 2 ...
いと‐みゃく【糸脈】
患者の脈どころに糸を掛け、その端を持って糸に伝わる脈を計ること。昔、貴人などの肌に直接触れることを避けるために行われた。
いと‐め【糸目】
1 細い糸。糸筋。 2 凧(たこ)の表面につけて揚がりぐあいを調節する糸。 3 器物に細く刻みつけた筋。「—模様」 4 物事をつなげるもの。脈絡。「話の—をつなぐ」 5 「糸歩(いとぶ)」に同じ...
いな‐さんち【伊那山地】
長野県南東部にある山地。赤石山脈と天竜川の間に位置し、南北に約100キロメートルにわたって続く。標高は1300〜1900メートルで、最高峰は鬼面(きめん)山(標高1889メートル)。山地の東側を...
いなべ
三重県北端の市。養老山地と鈴鹿山脈の間、員弁(いなべ)川上流にある。平成15年(2003)北勢(ほくせい)町、員弁町、大安(だいあん)町、藤原町が合併して成立。人口4.6万(2010)。
いなむら‐やま【稲叢山】
高知県中央北部、土佐郡土佐町瀬戸にある山。石鎚(いしづち)山脈中に位置する。標高1506メートル。屋島の戦いで源氏に敗れた平家の落人(おちうど)が安徳天皇とともに山頂の洞窟に隠れたといわれる伝説...
いぬ‐たで【犬蓼】
タデ科の一年草。道端などに自生。高さ20〜40センチ。茎は紅紫色を帯びる。葉は細長い楕円形で両端がとがり、縁や裏の脈上に毛がある。夏から秋に、紅紫色の小花を穂状につける。あかのまま。あかのまんま...