じりつ‐しんけい【自律神経】
脊椎動物の末梢神経の一。意志とは無関係に作用する神経で、消化器・血管系・内分泌腺・生殖器などの不随意器官の機能を促進または抑制し調節する。交感神経と副交感神経とからなる。植物性神経。自律神経系。
じりつしんけい‐けい【自律神経系】
⇒自律神経
じりつしんけいしっちょう‐しょう【自律神経失調症】
自律神経の均衡が乱れて、種々の症状を示す病気。頭痛・めまい・微熱・疲労感・不眠・息切れ・胸苦しさ・食欲不振・冷え・発汗異常・便秘・下痢(げり)・嘔吐(おうと)・性機能障害など症状はさまざま。
じりつしんけい‐しょうじょう【自律神経症状】
自律神経の機能の変化に伴って生じるさまざまな症状。起立時の立ちくらみ・失神・異常な発汗・動悸(どうき)・手足のふるえ・排尿障害・頭痛・不眠など。
じりつしんけい‐せつ【自律神経節】
自律神経の途中にある神経節。脳や脊髄から出た神経線維(節前線維)と内臓の諸器官や血管に向かう神経線維(節後線維)がシナプス結合する場所。交感神経節と副交感神経節がある。