かい‐しゅう【会集】
[名](スル)多くの人々が集まること。また、集めること。「—の期日毎に、児女の祭見に行く心地にて」〈菊池寛・蘭学事始〉
かつ‐ふつ
[副](あとに打消しの語を伴って用いる)まったく。まるで。「—懐いた事のないような、不思議な物狂わしい情熱が」〈菊池寛・藤十郎の恋〉
かんとう‐だいしんさい【関東大震災】
大正12年(1923)9月1日午前11時58分に、相模(さがみ)湾を震源として発生した大地震により、関東一円に被害を及ぼした災害。マグニチュード7.9、最大震度6。家屋倒壊に火災を伴い、全壊約...
がめついやつ【がめつい奴】
菊田一夫の戯曲。4幕。昭和34年(1959)10月、芸術座で著者自身の演出により初演。好評を得て翌年7月まで長期上演され、著者は第8回菊池寛賞を受賞した。
きくち【菊池】
姓氏の一。 [補説]「菊池」姓の人物菊池寛(きくちかん)菊池契月(きくちけいげつ)菊池五山(きくちござん)菊池正士(きくちせいし)菊池大麓(きくちだいろく)菊池武重(きくちたけしげ)菊池武時(き...
きくちかん‐しょう【菊池寛賞】
菊池寛を記念して設けられた年1回の文化賞。文学・演劇・映画・新聞・放送・雑誌・出版などの分野で、その年度に創造的な業績を挙げた個人や団体に授与される。
きつ‐きつ【拮拮】
[ト・タル][文][形動タリ]てきぱきと働くさま。「彼は、只(ただ)一人—として掘り進んだ」〈菊池寛・恩讐の彼方に〉
き‐ふく【帰服/帰伏】
[名](スル)心を寄せてつき従うこと。支配下に入ること。服従。帰順。「あっぱれ上人やとて、—し奉る僧俗も」〈菊池寛・頸縊り上人〉
きょう‐かん【強諫】
[名](スル)強くいさめること。「人倫の道に悖(もと)る所業として忠直卿を—した」〈菊池寛・忠直卿行状記〉
きょう‐きょう【恟恟】
[ト・タル][文][形動タリ]おそれおののくさま。びくびく。おどおど。「腫れ物にでも触れるように、—として立ち向かった」〈菊池寛・忠直卿行状記〉