あん‐たん【暗澹】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 薄暗くはっきりしないさま。暗く陰気なさま。「曇空には雲が—と動いていた」〈梶井・冬の日〉 2 将来の見通しが立たず、全く希望がもてないさま。「—とした表情」「...
いた‐が・る【痛がる】
[動ラ五(四)] 1 痛みを態度・表情に表す。「患者が—・る」 2 ひどく感心する。ほめる。「しつべき人もまじれれど、これ(=懸ケ歌)をのみ—・り」〈土佐〉
いだ・す【出だす】
[動サ四] 1 内にあるものを外の方へ移す。「帳のうちよりも—・さず、いつき養ふ」〈竹取〉 2 出発させる。「暁に船を—・して」〈土佐〉 3 差し出す。提供する。「宮の、五節(ごせち)—・させ給...
いっ‐たい【一体】
[名] 1 一つのからだ。また、同一のからだのようになっていること。同体。「—を成す」「夫婦は—」「三位(さんみ)—」 2 一つにまとまっていること。「クラスが—となる」 3 一つの体裁(てい...
いっぴん‐いっしょう【一顰一笑】
《「韓非子」内儲説から》顔をしかめたり、笑ったりすること。ちょっとした表情の変化。また、人の顔色。機嫌。「—に左右される」
いまに‐も【今にも】
[副]目前に何かが起こりそうなさま。すぐにも。今まさに。「—笑いだしそうな表情」「—壊れるかもしれない」
いろ【色】
[名] 1 ㋐光の波長の違い(色相)によって目の受ける種々の感じ。原色のほか、それらの中間色があり、また、明るさ(明度)や鮮やかさ(彩度)によっても異なって感じる。色彩。「—が薄い」「暗い—」...
色(いろ)に出(い)・ず
1 心の中の思いが表情や態度に現れる。「忍ぶれど—・でにけりわが恋は物や思ふと人の問ふまで」〈拾遺・恋一〉 2 色がつく。「わが袖の涙にもあらぬ露にだに萩の下葉は—・でにけり」〈金槐集〉
言(い)わんばかり
口にこそ出さないが、ようすや表情からはっきりそれとわかる。言わぬばかり。「誘ってくれと—のそぶり」
うかがい‐し・る【窺い知る】
[動ラ五(四)]すでにわかっていることをもとにして推測し、そのあらましを知る。だいたいの見当をつける。「表情から自信のほどを—・る」「—・れない内情」