せんげん‐てき【選言的】
[形動]《disjunctive》論理学で、命題において二つ以上の選言肢が含まれ、少なくともそのうちの一つが選択されるべきことを示すさま。
せんげんてき‐さんだんろんぽう【選言的三段論法】
論理学で、三段論法の一。大前提が選言的判断で、小前提でその選言肢のいずれかを肯定または否定して結論を導き出す。例えば、「太郎は東京に行くか、または横浜に行く」「太郎は東京に行かない」故に「太郎は...
せんげんてき‐はんだん【選言的判断】
論理学で、命題において二つ以上の選言肢が含まれ、少なくともそのうちの一つが選択されるべきことを立言する判断。離接的判断。選言判断。→定言的判断 →仮言的判断
せんてん‐せつ【先天説】
《(ドイツ)Apriorismus》 1 人の性質・知識・技能などが先天的なものであると考える説。天賦説。⇔後天説。 2 哲学で、認識論上、 ㋐生まれながらに備わる要素(生得観念など)を認める立...
ぜんかさん‐き【全加算器】
二進数の加算を行う論理回路の一。繰り上げを考慮した加算器であり、二つのビットと、下位桁からの繰り上がりの有無を示すキャリーの値の、併せて三つを加算し、その和と上位桁へのキャリーの値を出力する。全...
ぜんご‐どうちゃく【前後撞着】
前後のつじつまが合わないこと。矛盾すること。「—した封建的な御用論理」〈石坂・若い人〉
ぜん‐しょう【全称】
論理学で、判断において主語の外延全体に論及すること。→特称 →単称
ぜんしょう‐はんだん【全称判断】
論理学で、主語の外延全体に論及する判断。「すべてのsはpである」という形式の全称肯定判断と「すべてのsはpでない」という形式の全称否定判断とがある。→特称判断 →単称判断
ぜんしんてき‐ろんしょう【前進的論証】
論理学で、前提から出発して論証を一つずつ積み重ねていき、最後に結論に達する論証の方法。順進的論証。総合的論証。→後退的論証
ぜん‐てい【前提】
1 ある物事が成り立つための、前置きとなる条件。「匿名を—に情報を提供する」「結婚を—につきあう」 2 論理学で、推論において結論が導き出される根拠となる判断。⇔結論。