おう‐せん【鶯遷】
鶯が谷から出て大きな木に移ること。転じて、立身出世すること。進士の試験に及第すること。⇔鶯谷(おうこく)。
おお‐ばくち【大博打】
規模の大きなばくち。転じて、危険性は大きいが、うまくいけば大きな成果を得られそうなことをすること。「伸(の)るか反(そ)るかの—を打つ」
おお‐むこう【大向こう】
《向こう桟敷の後方にあるところから》 1 劇場で、舞台から見て正面後方にある立見の場所。一幕見(ひとまくみ)の観覧席。 2 立見席の観客。芝居通の人が多かった。転じて、一般の見物人。
大向(おおむ)こうを唸(うな)ら◦せる
役者が、うまい芸で大向こうの観客を感嘆させる。また、一般にすぐれた技巧で多くの人々の人気を博する。 [補説]「大向こう」は、舞台から見て正面後方にある観客席で、転じて芝居通の観客のこと。「向こう...
おおよど‐がわ【大淀川】
宮崎県南部の川。都城盆地南部に源を発し、北流し、東に転じて宮崎平野を形成し、宮崎市で日向灘に注ぐ。長さ107キロ。
おき‐ことば【沖言葉/沖詞】
漁師や船乗りが海上で使うことを忌む言葉。転じて、その代わりとして使う言葉。「ながもの(蛇)」「こまもの(イワシ)」「えびす(鯨)」などの類。
おくら‐いり【御蔵入り】
[名](スル)予定していた芝居や映画の上演・上映をある事情のために中止すること。転じて、計画が実行に移されなくなること。
押(お)しが強(つよ)・い
自分の意思どおりに強引に事を運ぼうとする。転じて、あつかましい。「—・いところが頼もしい」
おし・ゆ【教ゆ】
[動ヤ下二]《「おし(教)う」が室町時代以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「教ゆる」となる例が多い》「教える」に同じ。「タダ道理ノ推ストコロヲ人ニ—・ユルバカリデゴザル」〈天草本伊曽保・イソ...
お‐ねり【御練り/御邌り】
1 大名行列や祭礼の行列などが、ゆっくり行進すること。また、その行列。転じて、物事がゆっくりと進むこと。 2 祭礼などの練り物を敬っていう語。 3 《「御練り供養」の略》寺院で行う行道(ぎょうど...