けごん‐きょう【華厳経】
大乗経典。華厳宗の根本聖典。漢訳には東晋の仏駄跋陀羅(ぶっだばっだら)訳の60巻本、唐の実叉難陀(じっしゃなんだ)訳の80巻本、唐の般若(はんにゃ)訳の40巻本の3種がある。釈迦が成道(じょうど...
けごん‐じ【華厳時】
天台宗で説く五時(ごじ)の第一。釈迦が成道(じょうどう)後、ただちに華厳経を説いたとする最初の21日間。
けつ‐じゅう【結集】
釈迦の入滅後、教団の代表者が集まって仏説を集成し編集したこと。4回行われたとされる。けちじゅう。
ケラニヤ【Kelaniya】
スリランカ南西部の町。旧首都コロンボの北東約10キロメートル、ケラニヤ川沿いに位置する。かつて釈迦(しゃか)が訪れたとされるマハーラジャビハーラがあり、仏教の聖地として知られる。キャラニヤ。
けん‐ぎょう【顕教】
仏語。言語や文字で明らかに説いて示した教え。密教以外の仏教のこと。また、真言宗では釈迦の説いた教えをいい、天台密教では一乗に対して三乗の教えをいう。顕宗。⇔密教。
げんし‐ぶっきょう【原始仏教】
釈迦の在世時代から直弟子たちの時代までの仏教。各部派に分裂する以前の、初期の仏教。
こく‐はん【黒飯】
ナンテンの葉で黒く染めた飯。禅宗で、4月8日の釈迦(しゃか)の降誕会(ごうたんえ)に供える。
こ‐ご【供御】
《「くご」の音変化》食事。「釈迦様の開帳の、相伴やらお—やら」〈浄・女腹切〉
こん‐く【金口】
1 仏語。釈迦(しゃか)の口を尊んでいう語。転じて、釈迦の説法。きんく。きんこう。 2 非常に尊い言葉。金科玉条。
こんく‐じきせつ【金口直説】
釈迦の口から直接に説かれた教え。