ブレーン‐うちゅうろん【ブレーン宇宙論】
《「ブレイン宇宙論」とも》我々の宇宙は、高次元の時空に埋め込まれた膜(ブレーン)のような存在であり、余剰次元が無視できるほど小さく閉じ込められているため、四次元の時空として認識されるという仮説。...
プランク‐エネルギー【Planck energy】
プランクが提唱したプランク単位系で表されるエネルギーの単位。プランクエネルギーEpはプランク定数h、光速度c、万有引力定数Gで定義され、Ep=1.956×109J(ジュール)となる。アインシュタ...
プランク‐じかん【プランク時間】
プランクが提唱したプランク単位系で表される時間の単位。プランク時間はプランク定数、光速度c、万有引力定数Gで定義され、tp=5.391×10−44s(秒)となる。不確定性原理により、量子重力的な効果...
プランク‐スケール【Planck scale】
プランク単位系で表されるエネルギー・質量・長さ・時間の特徴的な量。それぞれ、プランクエネルギー・プランク質量・プランク長・プランク時間とよばれ、系の状態を記述するとき、量子重力的な効果を無視でき...
プランク‐たんいけい【プランク単位系】
プランクが提唱した単位系。光速度c、万有引力定数G、換算プランク定数(ディラック定数)ħ、ボルツマン定数などの物理定数を1とする。物理学の種々の基本方程式を、余分な係数を含まない単純な形で表すこ...
プランク‐ちょう【プランク長】
プランクが提唱したプランク単位系で表される長さの単位。プランク長はプランク定数、光速度c、万有引力定数Gで定義され、lp=1.616×10−35m(メートル)となる。プランク質量に対応するシュバルツ...
りょうし‐うちゅう【量子宇宙】
宇宙誕生およびその直後の、時空全体が量子論的だった状態の宇宙。また、このような宇宙の状態や振る舞いを説明する宇宙論を量子宇宙論という。いずれも、量子重力的な効果が顕著となるプランクスケールでの議...
りょうし‐じゅうりょく【量子重力】
量子化された重力。また、そのような理論を量子重力理論という。一般相対性理論では重力場を古典論的な場として扱う。しかし一般相対性理論の枠組みでは、ブラックホールの事象の地平線近傍や特異点のように、...
ループりょうしじゅうりょく‐りろん【ループ量子重力理論】
量子力学と一般相対性理論を統一的な枠組みで表すことを目指す理論。空間はそれ以上分割できない1立方プランク長(10−99立方センチメートル)程度の最小単位からなり、時間の進み方も滑らかではなく1プラン...