おぼ・える【覚える】
[動ア下一][文]おぼ・ゆ[ヤ下二]《「おもほゆ」の音変化。「ゆ」は、もと、自発・可能の助動詞で、自然に思われる、他から思われる意が原義》 1 (「憶える」とも書く)見聞きした事柄を心にとどめる...
おぼおぼ・し
[形シク] 1 ぼんやりして、はっきりとしない。おぼろげである。「たそがれ時の—・しきに」〈源・常夏〉 2 隔てがましい。よそよそしい。「思し隔てて、—・しくもてなさせ給ふには」〈源・夢浮橋〉 ...
おぼし・い【思しい/覚しい】
[形][文]おぼ・し[シク]《「おもほし」の音変化》 1 (「…とおぼしい」「…とおぼしき」の形で)…と思われる。…のように見える。「犯人と—・い男」 2 こうありたいと望まれる。希望している。...
御眼鏡(おめがね)に適(かな)・う
目上の人に評価される。お気に入る。「監督の—・った新人選手」 [補説]文化庁が発表した平成20年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「お眼鏡にかなう」を使う人が45.1パーセント...
おもい‐い・る【思い入る】
[動ラ五(四)]いちずに思う。深く心に思う。また、思い詰める。「仔細(しさい)は語らず唯(ただ)—・ってそう言うた」〈鏡花・高野聖〉 [動ラ下二]深く心に留める。「—・れたる心ざし、見るに涙...
おも‐て【表】
《「面(おもて)」と同語源》 [名] 1 物の二つの面のうち、主だったほう。表面。また、外側。「答案は—を上にして集める」「コインを投げて—か裏かで占う」「鏡の—」⇔裏。 2 他のものより前に...
おも‐なが【面長】
[名・形動] 1 顔が長めなこと。また、そのさま。「—な人」 2 態度や気持ちがのんびりしていること。また、そのさま。「懐紙をな、眉にあてて私を、—に御覧なすって」〈鏡花・眉かくしの霊〉 3 お...
おも‐らか【重らか】
[形動ナリ]「重りか」に同じ。「小さき唐櫃(からびつ)の、金物したるが、いと—なるを」〈増鏡・おどろの下〉 「大の男の—に歩みなして舞台に上り」〈義経記・六〉
お‐よ・る【御寝る】
[動ラ五(四)]《名詞「およる(御夜)」の動詞化》「寝る」の尊敬語。おやすみになる。「今晩は酔った勢いでぐっすり—・りたいんですとさ」〈志賀・濁った頭〉 「御門(みかど)はいづくに—・るぞ」〈増...
オランダしき‐ぼうえんきょう【オランダ式望遠鏡】
⇒ガリレイ式望遠鏡