ど‐ぎゅう【土牛】
昔、大寒の日の前夜、疫病をはらうために皇居の門口に陰陽師(おんようじ)が立てた土製の牛の像。
ながし‐にわか【流し俄】
祭礼の夜などに、家々の門口や大道などで演じられた俄狂言。
にゅう‐ぎ【新木】
年木(としぎ)の一。小正月に門口に立てて置く割り木。十二月と書いたり、12本の横線を書いたりする。御新木(おにぎ)。鬼打ち木。
はしり‐で【走り出】
門口。また、門口に近い所。一説に山などの地勢が横に低く続いているさまともいう。はしりいで。「我が二人見し—の堤に立てる槻(つき)の木の」〈万・二一〇〉
はねのかむろ【羽根の禿】
歌舞伎舞踊。長唄。初世瀬川如皐(じょこう)作詞、初世杵屋正次郎作曲。天明5年(1785)江戸桐座で、五変化舞踊「春昔由縁英(はるむかしゆかりのはなぶさ)」の一つとして初演。初春の江戸吉原の門口で...
ひいらぎ【柊/疼木】
1 モクセイ科の常緑小高木。山地に自生。葉は卵形で厚く、縁にとげ状のぎざぎざをもち、対生する。雌雄異株。10、11月ごろ、香りのある白色の小花を密生し、楕円形で黒紫色の実を結ぶ。生け垣や庭木とさ...
ひとつめ‐こぞう【一つ目小僧】
額に目が一つしかない妖怪。関東・東北地方では事八日(ことようか)の夜に来るといって、目の多いかごを門口に高く立てて追い払う行事をする。目一つ小僧。大眼(だいまなこ)。
ふく‐わら【福藁】
正月に、門口や庭に敷く新しいわら。《季 新年》
ほ・る【放る/抛る】
[動ラ五(四)]《「ほうる」の音変化》 1 捨ててそのままにする。「やりかけで—・っておく」「うわさなんて—・っておけ」 2 投げる。「やら腹立ちに門口へ—・れば」〈浄・歌祭文〉
まつ‐かざり【松飾り】
正月に家の門口に飾り立てる松。かどまつ。《季 新年》