いちまい‐きしょうもん【一枚起請文】
1 紙1枚に書いた起請文。 2 法然が建暦2年(1212)臨終の際、門弟の源智の求めに応じて浄土往生の要義を和文で1枚の紙に書き、遺戒としたもの。浄土宗で朝夕読誦(どくじゅ)する。一枚起請。一枚...
いちりゅうさい‐ていざん【一竜斎貞山】
[1799〜1855]講談師。初世。本名、中村貞之助。金城斎典山の門弟で、のちに大貞山と称された。伊達政宗と同じ独眼であったので、政宗の法名の貞山院殿によって、貞山と号した。得意とした出し物は「...
いっぺんしょうにん‐ごろく【一遍上人語録】
一遍の法語・和讃(わさん)・消息・和歌などを門弟が整理収録した書。2巻。一海編。宝暦13年(1763)刊。
おく‐がき【奥書】
1 著作や写本などの巻末の、著者名・書写年月日・来歴などについての書き入れ。識語(しきご)。 2 官公署で、書類に記載された事項が真正であることを証明するために末尾に書く文。 3 芸能で、奥義伝...
かんだ‐はくざん【神田伯山】
講談神田派の名。 (初世)[?〜1873]幕末から明治初期に活躍した講談師。川崎の生まれ。本名、斎藤定吉。初世神田伯竜の門弟。特に「天一坊」が得意で、川柳に「伯山は天一坊で蔵をたて」と詠まれた...
かんだ‐はくりゅう【神田伯竜】
講談神田派の名。 (初世)[?〜1850ころ]神田派の祖。師の神田辺羅坊寿観(べらぼうすかん)の名から神田を取り、同門の南鶴が田辺を取って名のったという。 (5世)[1890〜1949]本名...
ごうしょう‐じ【毫摂寺】
福井県越前市にある浄土真宗の寺。出雲路派の本山。山号は出雲路山。天福元年(1233)親鸞(しんらん)が京都出雲路に創建。本願寺第3世覚如の門弟乗専が再興。慶長年間(1596〜1615)現在地に移...
さかい‐でんじゅ【堺伝授】
古今伝授の流派の一。室町時代、宗祇(そうぎ)が堺に在住の牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく)に伝え、さらにその門弟に伝えた。
さん‐もんと【三門徒】
越前国(福井県)に行われた真宗の一派。本願寺3世覚如の門弟如導と、その法門を伝えた道性・如覚の三人の法義を信奉。のちに真宗十派のうちの三門徒派・山元派・出雲路派・誠照寺派となる。越前三門徒おがま...
しげたゆう‐ぶし【繁太夫節】
《「しげだゆうぶし」とも》浄瑠璃の流派の一。宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)の門弟、宮古路(のちに豊美(とよみ))繁太夫が、元文・寛保(1736〜1744)のころに大坂で創始。その曲節は地...