あけ‐に【明け荷】
1 竹またはむしろで作った、旅行用のつづら。角や縁に割り竹をつけて開閉しやすくしてある。 2 相撲で、関取が場所入りのとき、化粧まわしなどを入れて支度部屋へ運ぶつづら。
じゅう‐りょう【十両】
1 1両の10倍。 2 《近世、年に十両の給金をもらったところから》相撲で、前頭(まえがしら)の次位、幕下の上位。関取としての待遇を受ける。十枚目。
せき【関】
《「堰」と同語源》 1 「関所」に同じ。「箱根の—」 2 物事をさえぎりとどめるもの。へだて。しきり。「人目の—を離れし場所にて」〈魯庵・社会百面相〉 3 相撲取りの最上位の者。関取。→ぜき(関...
ぜき【関】
[接尾]《「関取(せきとり)」の略》相撲で十両以上の力士のしこ名に付ける敬称。「若乃花—」
たかみやま‐だいごろう【高見山大五郎】
[1944〜 ]力士。米国ハワイ州マウイ島出身。英語名、ジェシー=ジェームス=ワイラニ=クハウルア。本名、渡辺大五郎。初の外国人関取として活躍し、昭和47年(1972)には外国人力士初の幕内優勝...
とし‐より【年寄(り)】
1 年をとった人。高齢の人。老人。 2 武家時代、政務に参与した重臣。室町幕府の評定衆・引付衆、江戸幕府の老中、大名家の家老など。 3 江戸幕府の、大奥の取り締まりをつかさどった女中の重職。 4...
びり
1 いちばんあとの順位。最下位。どんじり。「成績はクラスで—だ」 2 人体の尻(しり)。「酒を買って、—を切られると云ふ事があるでないか」〈伎・関取菖蒲𥿠〉 3 美人。また、女郎。「人情を知って...
ふんどし‐かつぎ【褌担ぎ】
《関取の回しを担いで運ぶところから》 1 相撲で、最も位の低い力士の俗称。 2 その世界で最も低い位置にいる者。下っぱ。
まえだやま‐えいごろう【前田山英五郎】
[1914〜1971]力士。第39代横綱。愛媛県出身。本名、萩森金松。優勝1回。引退後、年寄高砂(たかさご)。ハワイ巡業の実現など大相撲の国際化につとめ、初の外国人関取高見山を育てた。→第38代...
ゆき‐は【行き端】
行った先。ゆくえ。いきは。「金の—をうち問はんと」〈浄・関取二代勝負付〉