ひ‐ばら【檜原】
《「ひはら」とも》ヒノキの茂っている原。「巻向(まきむく)の—もいまだ雲居ねば小松が末(うれ)ゆ沫雪流る」〈万・二三一四〉
ひばり【雲雀/告天子】
スズメ目ヒバリ科の鳥。全長17センチくらい。体は褐色の地に黒い斑があり、頭に短い冠羽をもつ。日本では留鳥・漂鳥として河原・畑などにすみ、春になると空高く舞い上がりながら、ピーチュク、チルルなど長...
ひばり‐げ【雲雀毛/鶬毛】
馬の毛色の名。黄と白とのまだらで、たてがみと尾と背の中央部とが黒いもの。雲雀鹿毛(ひばりかげ)。
ひばり‐やま【雲雀山】
中将姫が捨てられ、かくまわれたという伝説の山。奈良県宇陀市にある日張山(ひばりやま)のことといわれる。 謡曲。四番目物。讒言(ざんげん)により、父の横佩(よこはぎ)右大臣豊成に殺されかけた中...
ヒボックヒボック‐さん【ヒボックヒボック山】
《Mount Hibok Hibok》フィリピン南部、ミンダナオ島の北方に浮かぶカミギン島にある活火山。標高1332メートル。19世紀前半から20世紀半ばまで6回の大噴火が記録されている。195...
ひ‐まつり【火祭(り)】
1 火災のないように祈る祭り。鎮火祭。 2 出雲(いずも)大社で、毎年元日に行われる神事。上代から伝えられた火鑽臼(ひきりうす)・火鑽杵(ひきりぎね)を祭る。 3 火をたいて神を祭る行事。8月2...
ひみこ
《「ヒミコ」と書く》ビッグバンから8億年後の宇宙初期に形成された、巨大なガス雲。距離約129億光年。水素のライマンα線を発し、大きさは銀河系の半分程度とみられる。2009年にすばる望遠鏡で発見さ...
ひや‐か【冷やか】
[形動ナリ]「冷ややか」に同じ。「打ちそそぐ秋のむら雨—にて風にさきだつしたの浮雲」〈拾遺愚草員外〉
ひや‐やか【冷(や)やか】
[形動][文][ナリ] 1 つめたく感じられるさま。「—な山の空気」《季 秋》「暁の—な雲流れけり/子規」 2 態度が冷淡であるさま。「—な目つき」 3 落ち着いていて物に動じないさま。冷静なさ...
ひょう【雹】
主に積乱雲から降る直径5ミリ以上の氷の粒または塊。多くは雷雨に伴って降り、農作物や人畜に被害を与える。《季 夏》「常住の世の昏(くら)みけり—が降る/草田男」 [補説]「雹」の字音はハク・ホクで...