のう‐せん【膿栓】
口蓋扁桃(こうがいへんとう)など、扁桃2の表面の穴に溜まる乳白色の塊。体外から進入した細菌やそれを駆除した白血球の残骸・老廃物・食べかすなどの集まりで、強い悪臭を放つ。
のみとり‐こ【蚤取り粉】
ノミを駆除するための粉末状の薬剤。ジョチュウギクの粉末など。《季 夏》
パニック
開高健の小説。昭和32年(1957)「新日本文学」誌に発表。異常繁殖したネズミの駆除をめぐるSF的な純文学作品で、平野謙から絶賛された。
パラチオン【parathion】
有機燐(ゆうきりん)系の農業用殺虫剤。褐色でニンニク臭のある液体。稲の二化螟虫(にかめいちゅう)などの駆除に用いられたが、毒性が強く、現在は日本では使用禁止。
ビーティー‐ざい【BT剤】
《BTはBacillus thuringiensisの略》 生物農薬の一。細菌の一種バチルスチューリゲンシスの生菌および産生毒素からなる。日本において初めて使用された生物農薬であり、チョウ・ガ類...
ふにんちゅう‐ほうし【不妊虫放飼】
害虫駆除法の一つ。放射線などを利用して、交尾はできるが子孫を残せない個体を大量につくり、野外に放つことで、野生個体の繁殖を妨げ、害虫を根絶する。
ペスト‐コントロール【pest control】
ネズミや衛生害虫を駆除・防除すること。ウイルスなどによる動物由来感染症の蔓延を防ぐための消毒や、感染動物の殺処分も含まれる。
ほうさん‐だんご【硼酸団子】
米ぬかを練ったものやジャガイモをつぶしたものなどに硼酸(ほうさん)を加えて作った団子。ゴキブリの駆除に用いる。
ぼう‐えき【防疫】
感染症(伝染病)の発生・流行を予防すること。感染症患者の早期発見・隔離、消毒や媒介動物の駆除、予防接種などを行う。→検疫
まくり【海人草/海仁草】
フジマツモ科の紅藻。暖海の岩礁に着生し、高さ5〜25センチ。体は不規則に枝分かれし、剛毛状の小枝で覆われる。海人酸(かいにんさん)を含有し、煎(せん)じ汁を回虫駆除薬とする。かいにんそう。