《asymptotic giant branch stars》恒星の進化の最終段階において、中心核の炭素と酸素が縮退し、その外層でヘリウムと水素が核融合を起こしている星。太陽質量の3倍から8倍程度の中小質量の恒星に見られる。外層の核燃焼が不安定なため明るさの変化を繰り返しながら、大量の質量放出を続け、やがて惑星状星雲を残して白色矮星になると考えられている。名称はヘルツシュプルングラッセル図上で赤色巨星への分枝に漸近的に近づくように見えることに由来する。鯨座のミラが知られる。漸近巨星分枝星。漸近赤色巨星。