あち‐こち【彼方此方】
[代]指示代名詞。いろいろの場所や方向をさす。あちらこちら。あっちこっち。「—から寄付が集まる」「—歩き回る」 [形動][文][ナリ]物事の順序や位置が逆になっているさま。あべこべ。「話が—...
もん‐ち【門地】
[名・形動] 1 家柄。門閥(もんばつ)。「—がある」「—が高い」 2 《家の格式によって作法などが違うところから》物事の関係・順序などが本来の逆になっていること。また、そのさま。あべこべ。「す...
うしろ‐あわせ【後ろ合(わ)せ】
1 互いに後ろ側が向き合っていること。背中合わせ。「—に立つ」 2 あべこべ。反対。逆の方向。「両人の異見—なり」〈難太平記〉
うら‐はら【裏腹】
[名・形動] 1 背と腹。また、裏と表。 2 背中合わせ。隣り合わせの関係であること。「死と—の危険な仕事」 3 相反していること。また、そのさま。逆さま。反対。あべこべ。「気持ちと—な言葉」
うら‐うえ【裏表】
1 裏と表が入れ替わること。あべこべ。反対。「其言葉とは—に」〈花袋・生〉 2 裏と表。「墨のいと黒う、薄く、くだり狭(せば)に、(紙ノ)—書き乱りたるを」〈枕・二九四〉 3 前後・左右・上下な...
おし‐かえし【押し返し】
[副]逆に。反対に。あべこべに。「藤宰相の童は、赤色を着せて、下仕への唐衣に青色を—着たる、ねたげなり」〈紫式部日記〉
まえ‐うしろ【前後ろ】
1 物事の前と後ろ。前後。 2 前後の位置があべこべなこと。逆。うしろまえ。「セーターを—に着る」
はん‐たい【反対】
[名・形動](スル) 1 物事の位置・順序・方向・あり方などが逆の関係にあること。また、そのさま。あべこべ。「左右—に置く」「気持ちと—のことを言う」「風向きが—になる」 2 対(つい)をなして...
てれこ
1 物事を互い違いにすること。また、食い違いになること。あべこべ。 2 歌舞伎脚本で、二つの異なる筋を一つの脚本にまとめ、一幕おきに交互に展開していくこと。
ありゃ‐こりゃ
[名・形動]《「あれやこれや」の意から》あべこべ。反対。「—に人の前にすえた膳」〈藤村・夜明け前〉