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辞書
1 炎や湯気などの立ちのぼるさま。
「—と煙 (けむ) の立つ莨 (たばこ) の」〈小杉天外・初すがた〉
2 柔らかくあたたかそうなさま。
「春風の—と吹くに」〈玉塵抄・三〉
3 声を出さず、にこやかに笑うさま。ほくほく。
「入道殿障子も御簾も引きのけ—笑顔」〈浄・女護島〉
1 でき上がったばかりで、柔らかく湯気の立っているさま。「—な肉まん」
2 その状態になったばかりであるさま。「—な一年生」「新婚—」
[アクセント]はホヤホヤ、はホヤホヤ。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・こけた両肩から湯気がほやほやたっていた。僕の顔を見てもさほど驚かずに・・・ 太宰治「彼は昔の彼ならず」
・・・こかしこから白い靄がほやほやと立っていた。百匹もの猿は、青空の下での・・・ 太宰治「猿ヶ島」
・・・あたたかで、雪道からほやほや湯気が立ち昇っている。 すぐ右手に海が見・・・ 太宰治「母」
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