出典:gooニュース
「心からおわび」強制不妊手術の被害者に 知事が面会、謝罪
旧優生保護法の下で知的障害者らに不妊手術が繰り返された問題をめぐり、熊本県の木村敬知事は27日、国からの委任に基づいて手術を進めた立場から被害者の女性に面会。「県として事務を担ったことを心からおわび申し上げる」と謝罪した。 県によると、同意のないまま手術を強制されたケースが県内で少なくとも246件あり、同意があったとされる例も378件あった。
熊本県知事、不妊手術女性に謝罪 「子どもを産む権利奪った」
熊本県の木村敬知事は27日、旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を受けた県内在住の女性と面会し、県も手術を進めていたとして「法律に基づき子どもを産む権利を奪われてしまうというあってはならないことで、心からおわび申し上げる」と謝罪した。県によると、県内で手術を受けた人は624人に上り、知事は他に同意を得た4人に謝罪した。
不妊手術「重大な人権侵害」 旧優生保護法めぐり知事が謝罪
県によると、県内で行われた不妊手術は319件。うち本人の同意がなかったのは161件、保護者のみの同意で行われたのは19件だった。県は旧法に基づいて、不妊手術の適否を判断する「優生保護審査会」を設置したり、手術費用に対する助成制度を設けたりしていた。(山田健悟)
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