あい【愛】
1 親子・兄弟などがいつくしみ合う気持ち。また、生あるものをかわいがり大事にする気持ち。「—を注ぐ」 2 (性愛の対象として)特定の人をいとしいと思う心。互いに相手を慕う情。恋。「—が芽生える」...
あい‐あい【相合(い)/相相】
《「あいやい」とも》 1 互いに優劣のないこと。「少しのものも—にほどこして」〈倉田・出家とその弟子〉 2 物事を一緒にすること。二人以上で、一つの物を所有し使用すること。「仏壇の御あかしと—で...
あい‐かたら・う【相語らふ】
[動ハ四] 1 互いに語る。語り合う。「仏師のもとに行きて—・ひて」〈今昔・四・一六〉 2 親しく交わる。また、男女が親しい関係になる。「ねむごろに—・ひける友だち」〈伊勢・一六〉 3 自分の仲...
あい‐が【愛河】
仏語。愛欲などの執着が人をおぼれさせるのを河にたとえた語。
あい‐ぎょう【愛敬】
《仏語の「愛敬相」から。室町以降「あいきょう」とも》 1 親愛と尊敬の念をもつこと。人から愛され敬われること。あいけい。「この女子(にょし)に、—、富を得しめ給へ」〈今昔・一六・八〉 2 顔つき...
あい‐ぎょう【愛楽】
[名](スル)《「楽」は好む、願う意》 1 仏語。仏の教えを願い求めること。あいらく。 2 愛好すること。好意を持つこと。「人に—せられずして衆にまじはるは恥なり」〈徒然・一三四〉
あいぎょう‐そう【愛敬相】
仏語。仏・菩薩の、優しく情け深く、穏やかな容貌や態度。
あい‐じゃく【愛着/愛著】
1 仏語。欲望にとらわれて離れられないこと。愛執(あいしゅう)。 2 「あいちゃく(愛着)」に同じ。
あいじゃく‐じひしん【愛着慈悲心】
仏語。仏道の妨げとなる、愛着1から生じる慈悲の心。
あいじん【愛人】
《原題、(フランス)L'Amant》デュラスの自伝的小説。1984年刊。同年、ゴンクール賞受賞。仏領インドシナで過ごした少女時代の性体験を描く。1992年、ジャン=ジャック=アノー監督により映画...