か‐げゆ【勘解由】
「勘解由使」の略。
かげゆ‐し【勘解由使】
令外(りょうげ)の官の一。平安時代、国司などの官吏が交代するとき、新任者が無事に事務を引き継いだことを証明する解由状(げゆじょう)の審査にあたった職。平安末期には有名無実と化した。かんげゆし。
かん【勘】
1 物事の意味やよしあしを直感的に感じとり、判断する能力。「—が働く」 2 古文書で、内容の了解を示す符号や点。
かん【勘】
[常用漢字] [音]カン(漢) [訓]かんがえる 1 考え合わせる。つき合わせて調べる。「勘案・勘考・勘合・勘定/校勘」 2 罪を調べただす。「勘気・勘当/推勘・勅勘」 3 直感。第六感。「勘所...
かん‐あん【勘案】
[名](スル)あれこれと考え合わせること。勘考。「諸般の情勢を—する」
かん‐かい【勘会】
律令制で、地方官の行政の実際と中央官庁の帳簿とを照合すること。かんえ。
かんがえ‐ぶみ【考へ文/勘へ文】
「勘文(かんもん)」に同じ。「みちみちの—ども奉れるにも」〈源・薄雲〉
かんが・える【考える/勘える】
[動ア下一][文]かんが・ふ[ハ下二] 1 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。 ㋐判断する。結論を導き出す。「こうするのが正しいと—・える」「解決の方法を—・える」「よく—・え...
かん‐き【勘気】
主君・主人・父親などの怒りに触れ、とがめを受けること。また、その怒りやとがめ。「—をこうむる」「—に触れる」
かん‐ぐり【勘繰り】
かんぐること。「下種(げす)の—」