あぶらや‐おこん【油屋お紺】
歌舞伎狂言「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」の女主人公。伊勢古市油屋の遊女。愛人福岡貢(みつぎ)が探している名刀の鑑定書を得るために、貢に心にもない愛想づかしを言う。思い違いをした貢は...
おもい‐まが・う【思ひ紛ふ】
[動ハ下二]思い違いをする。錯覚を起こす。「さだめなく鳥や鳴くらむ秋の夜の月の光を—・へて」〈山家集・上〉
かんがえ‐ちがい【考え違い】
誤った考え方をすること。また、その考え。思い違い。「どうも—をしていたようだ」
かん‐ちがい【勘違い】
[名](スル)間違って思い込むこと。思い違い。「何か—しているんじゃないか」
こころ‐あやまり【心誤り】
1 思い違い。考え違い。心得違い。「—やしたりけむ、親王(みこ)たちのつかひ給ひける人をあひ言へりけり」〈伊勢・一〇三〉 2 正常な心を失うこと。乱心。「時々—して、人に疎まれぬべきことなむうち...
こころえ‐ちがい【心得違い】
1 思い違い。誤解。「早のみこみで—をしていた」 2 道理や人の道に外れた考え方や行い。まちがった考え。「—を戒める」「謝れば済むと思ったら、とんだ—だ」
ご‐かい【誤解】
[名](スル)ある事実について、まちがった理解や解釈をすること。相手の言葉などの意味を取り違えること。思い違い。「—を招く」「—を解く」「人から—されるような行動」 [補説]作品名別項。→誤解
ご‐そう【誤想】
[名](スル) 1 思い違いをすること。「毎(つね)に勝つが如く—する事もあらんが」〈逍遥・文章新論〉 2 法律上、ある事実について思い違いのために効力が認められないもの。「—防衛」「—結婚」
さっ‐かく【錯覚】
[名](スル) 1 《2から転じて》思い違い。勘違い。「—を起こす」「—に陥る」「愛されていると—する」 2 心理学で、刺激または対象の客観的事実を違ったものに知覚すること。→幻覚
ひと‐ちがい【人違い】
[名](スル)他の人をその人と思い違いすること。人ちがえ。「後ろ姿がそっくりなので—する」