き‐ど【木戸/城戸】
1 (木戸)庭などの出入り口に設けた簡単な開き戸。「裏—」 2 (木戸)興行場などの客の出入り口。 3 「木戸銭(せん)」の略。「—御免」 4 城や柵(さく)などの門。 5 江戸時代、市中の要所...
きど【木戸】
姓氏の一。 [補説]「木戸」姓の人物木戸幸一(きどこういち)木戸孝允(きどこういん)木戸孝允(きどたかよし)
きど‐ぐち【木戸口】
1 庭などの、木戸のある出入り口。また、その辺り。 2 興行場の出入り口。木戸。 3 城・柵(さく)などの出入り口。木戸。
きど‐げいしゃ【木戸芸者】
江戸時代、歌舞伎劇場で新狂言の出る前日などに、木戸口の台の上で狂言の名題・役割を読み上げたり、役者の声色などを使ったりして景気をあおり、客を集めた芸人。
きど‐こういち【木戸幸一】
[1889〜1977]政治家。東京の生まれ。孝允(たかよし)の孫。文相・内相などを経て内大臣。東条英機を首相に推すなど天皇側近として影響力をもった。第二次大戦後、A級戦犯として終身禁錮刑、のち仮釈放。
きど‐こういん【木戸孝允】
⇒きどたかよし(木戸孝允)
きど‐たかよし【木戸孝允】
[1833〜1877]政治家。長州の人。初め桂小五郎と称し、のち木戸姓。維新の三傑の一人。吉田松陰に学び、討幕の志士として活躍した。明治維新後、五箇条の御誓文の起草、版籍奉還、廃藩置県などに尽力...
きど‐ごめん【木戸御免】
相撲や芝居などの興行場に、木戸銭なしで自由に出入りできること。また、その者。また一般に、出入り自在なことにもいう。
きど‐せん【木戸銭】
興行見物のために入り口で払う料金。入場料。木戸。
きど‐ばん【木戸番】
1 江戸時代、市中の木戸ごとに設けられた小屋。また、その番人。 2 興行場の木戸口を守り、客を引く番人。 3 一般に人の出入りする場所や店先などで番をすること。