はん【版】
[名] 1 印刷で、インキを紙面に移す仲立ちとなるもの。印刷版や版木(はんぎ)。版式により、凸版・凹版・平版、また木版・活版などがある。 2 印刷版や版木を用いて印刷すること。また、出版するこ...
はん【版】
[音]ハン(漢) バン(慣) [学習漢字]5年 〈ハン〉 1 板。「版築」 2 文字を書く木の札。戸籍簿。「版籍・版図(はんと)」 3 印刷のために文字や絵を彫った板。「版画・版木(はんぎ)/...
はん‐が【版画】
版を用いて刷った絵の総称。木版画・銅版画・石版画・シルクスクリーンなどがあり、版の形式により凸版・凹版・平版・孔版(こうはん)に分かれる。 [補説]作品名別項。→版画
はんが【版画】
《原題、(フランス)Estampes》ドビュッシーのピアノ曲集。1903年作曲。「パゴダ」「グラナダの夕べ」「雨の庭」の全3曲からなる。印象主義音楽を確立した作品として有名。
はん‐ぎ【版木/板木】
木版印刷で、文字や絵などを彫りつけた木版。日本では主にヤマザクラ・ツゲなどの材を用いた。彫板(えりいた)。形木(かたぎ)。摺(す)り形木。
はん‐けん【版権】
著作権法にいう出版権。著作物の複製・販売に関して専有する権利。
はん‐こう【版行/板行】
[名](スル) 1 書物や文書などを印刷して発行すること。刊行。「江戸末期に—された名所図絵」 2 印判。はん。はんこ。「丸で—におした様な事をぺらぺらと一通り述べたが」〈漱石・野分〉 [アクセ...
はん‐しき【版式】
印刷の版の様式。凸版・平版・凹版など。
はん‐した【版下】
1 木版・印判などを彫るための下書き。薄い紙に絵や文字を書き、裏返しにして版木・印材にはりつける。 2 製版用の絵・図・表など。
はん‐しん【版心】
和漢書で前小口のこと。各丁の折り目の部分。柱。