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辞書
1 神事などのため、ある期間、飲食・言行などを慎み、沐浴をするなどして、心身のけがれを除くこと。潔斎。斎戒。
2 夢見の悪いときや、けがれに触れたとき、また、暦の凶日などに、家にこもるなどして身を慎むこと。
「いと恐ろしく占ひたる—により、京の内をさへ去りて慎むなり」〈源・浮舟〉
3 2のしるしとして柳の木札や忍ぶ草などに「物忌」と書いて冠や簾 (すだれ) などに掛けたもの。平安時代に盛行した。物忌みの札。
「母屋の簾はみな下ろしわたして、—など書かせてつけたり」〈源・浮舟〉
4 伊勢神宮をはじめとして香取・鹿島・春日 (かすが) ・賀茂などの大社に仕えた童男・童女。
「神主—等ばかり留りたりしに」〈神皇正統記・応神〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・「禁戒」「タブー」「物忌み」といったようなものがあったのではないか・・・ 寺田寅彦「ピタゴラスと豆」
・・・いう仕方で目の錯覚、物忌み、嗜虐性、喫煙欲というような事柄へも連れ・・・ 和辻哲郎「寺田寅彦」
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