出典:gooニュース
重機でつるし除夜の鐘 珠洲の翠雲寺 鐘掘り起こし
能登半島地震で鐘楼堂が倒壊した珠洲市三崎町寺家の翠雲寺(すいうんじ)で12月31日深夜から1日にかけて「除夜の鐘」が響いた。がれきから取り出した鐘をショベルカーでつるし、檀家(だんか)らが力いっぱい打ち鳴らした。 鐘楼堂の重さ1・5トンの鐘は12月28日まで、がれきの下敷きになっていた。
珠洲に涙の「ただいま」 家族4人失った大間さん 震災1年、ようやく現場へ
地震で家族4人を失った石川県警の警察官大間圭介さん(42)=金沢市=は1日午前、能登半島地震後初めて現場の珠洲市仁江(にえ)町を訪れた。あの日から1年たっても土砂に埋まったままの妻の実家跡に花を手向けた大間さん。「この1年、家族とずっと一緒だった」。かけがえのない思い出が、涙と一緒にあふれた。
珠洲の学校に献花台、60年来の親友亡くした女性「もう会えないと思うとさびしい」
能登半島地震や昨年9月の豪雨で長期間避難所となっていた石川県珠洲市の大谷小中学校内には1日、献花台が設けられ、亡くなった人を弔おうと地域住民らが次々と訪れた。 中学時代からの親友を地震で亡くした市内の女性(77)は「にこっとした笑顔が印象的な人だった。もう会えないと思うとさびしい。今年は何事もなく平穏な1年になることを祈りたい」と静かに手を合わせた。
もっと調べる