ま‐な【真名/真字】
1 《仮名に対して真(まこと)の字の意》漢字。まんな。「俗に稗史(よみほん)と呼ならわせし—まじりの半紙本は」〈逍遥・小説神髄〉 2 漢字の楷書。「草(さう)にも—にも、さまざまめづらしきさまに...
まない‐の‐たき【真名井の滝】
宮崎県の高千穂峡にある滝。落差約17メートル。観光名所になっており、ボートで近くまで行くことができる。
まな‐か【真名鹿】
鹿(しか)の美称。「—の皮を全剝(うつはぎには)ぎて」〈神代紀・上〉
まな‐がき【真名書(き)/真字書(き)】
漢字で書くこと。また、漢字で書いたもの。⇔仮名書き。
まな‐ごよみ【真名暦/真字暦】
漢字で書いた暦。仮名暦に対していう。
まな‐じょ【真名序】
和書の、漢文で書いた序文。「古今集—」→仮名序
まな‐づる【真鶴/真名鶴】
ツル科の鳥。タンチョウよりやや小さい。体が灰色で、頭頸部が白く、顔は裸出して赤い。脚は暗赤色。シベリア・中国北部で繁殖し、主に日本で越冬。鹿児島県出水(いずみ)市の渡来地では特別天然記念物。たづ...
まな‐ぶみ【真名文/真字文】
漢字で書きしるした文。漢文。⇔仮名文。
まな‐ぼん【真名本/真字本】
漢字だけで書かれた本。→仮名本
まん‐な【真名/真字】
「まな」の撥音添加。「—のすすみたる程に、仮名はしどけなき文字こそまじるめれ」〈源・梅枝〉