ささめ【私語】
《「さざめ」とも》「ささめごと」の略。「一生閨(ねや)に—せん事も絶えにしよと思へば」〈浮・近代艶隠者〉
ささ‐めき【私語】
ささめくこと。ひそひそ話。ささやき。また、男女のむつごと。「貴妃の—、再び唐帝の思ひにかへる」〈海道記〉
ささめき‐ごと【私語】
「ささめごと」に同じ。「うちうちにのたまはする御—どもの、おのづから広ごりて」〈源・若菜上〉
ささめ‐ごと【私語】
《「さざめごと」とも》ひそひそ話。ないしょ話。特に、男女間の恋の語らいをいう。ささめきごと。 [補説]書名別項。→ささめごと
ささ‐やき【囁き/私語】
1 ささやくこと。また、その声や言葉。「恋の—」 2 ささやくような、かすかな音。「小川の—に耳を傾ける」
ささやき‐ごと【囁き言/私語】
ひそひそ話。内緒話。
し‐ご【私語】
[名](スル) 1 ひそかに話すこと。ささやくこと。「聞き取れるか聞き取れぬ程のしめやかな—の声で」〈二葉亭訳・あひゞき〉 2 公の場であるにもかかわらず、自分たちだけでひそひそと勝手な話をする...