出典:gooニュース
職種限定雇用の配置転換は「違法」 福祉用具の技術者から総務課への異動命令をめぐる裁判 最高裁判決
しかし、最高裁はきょうの判決で職種を限定する合意がある場合、労働者に同意なく配置転換を命じられないと判断。2審判決を破棄して、審理を高裁でやり直すよう命じました。男性側は会見で「労働法学では当然だと思われていたことを最高裁が認めた」と判決を評価しました。
職種限定の配置転換訴訟 「同意なしで命令できない」最高裁が初判断
勤務する職種を限定する労使合意があった場合に、雇用者が労働者を配置転換できるかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(草野耕一裁判長)は26日、「労働者の同意なしに、配置転換は命令できない」との初判断を示した。原告の労働者側の主張を退けた2審・大阪高裁判決(2022年11月)を破棄し、審理を高裁に差し戻した。裁判官4人全員一致の意見。
合意なき配置転換命令は「違法」職種限定巡り最高裁が初判断
特定の職種で働くことを合意をした従業員について、別の職種への配置転換を命じられるかが争われた裁判で、最高裁が一方的な配置転換の命令は「違法」だとする初めての判断を示しました。
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