おう‐こ【枉顧】
まげて顧みること。相手の来訪を敬っていう語。枉駕(おうが)。
おう‐じつ【往日】
過ぎ去った日。昔日。「—を顧みる」
かえり・みる【省みる】
[動マ上一][文][マ上一]《「顧みる」と同語源》自分のしたことを、もう一度考えてみる。反省する。「わが身を—・みて恥じる」
じん‐すい【尽瘁】
[名](スル)《「瘁」は病み疲れる意》自分の労苦を顧みることなく、全力を尽くすこと。「国政に—する」
そ‐う【左右】
1 左と右。また、かたわら。さゆう。「—の手」「識(さと)り難くして、—を顧みる」〈今昔・九・二七〉 2 左か右に落ち着くこと。決着。また、その成り行き。「吉(きっ)—」「軍(いくさ)の—を待つ...
ぞう‐ひょう【雑兵】
1 身分の低い兵士。歩卒。ざっぴょう。 2 取るに足りない者。下っ端。「我輩の如き—すら…一身を顧みるに遑(いとま)なかったです」〈魯庵・社会百面相〉
大事(だいじ)の中(なか)に小事(しょうじ)なし
大事の場合には、小事を顧みる余裕がない。
白刃(はくじん)前(まえ)に交(まじ)われば流矢(りゅうし)を顧(かえり)みず
《「宋書」袁顗伝より》白刃が目の前で交差するような切迫した状況下では、飛んで来る流れ矢をかえりみている余裕などない。大難を前にしては、小難を顧みる余裕のないことのたとえ。