うの‐こういちろう【宇能鴻一郎】
[1934〜2024]小説家。北海道の生まれ。本名、鵜野広澄(うのひろずみ)。平戸の漁師と鯨との死闘を描いた「鯨神(くじらがみ)」で芥川賞受賞。性と死をテーマとした作品を多数発表。のち官能小説、...
うの‐そうすけ【宇野宗佑】
[1922〜1998]政治家。滋賀の生まれ。陸軍少尉として終戦を迎え2年間のシベリア抑留を体験。昭和35年(1960)衆議院議員初当選。竹下内閣の外相だった平成元年(1989)にリクルート事件で...
うの‐ちよ【宇野千代】
[1897〜1996]小説家。山口の生まれ。新聞の懸賞小説に当選、作家活動に入る。「色ざんげ」「おはん」など愛欲や女性の生をテーマにした作品多数。私生活でも尾崎士郎・東郷青児との恋愛、北原武夫と...
うぶん‐たい【宇文泰】
[505〜556]中国、南北朝時代の西魏の宰相。鮮卑族の出身。初め北魏に仕えたが、その分裂後、文帝を擁立して西魏を建国し、東魏の高観と抗争。府兵制などの官制を定め、子の宇文覚の建てた北周の基礎を...
うらがみ‐ぎょくどう【浦上玉堂】
[1745〜1820]江戸中期の南画家。姓は紀、名は弼(たすく)。字(あざな)は君輔。備前池田家の支藩鴨方(かもがた)家に仕えたが、江戸に出て、詩や琴、絵を学ぶ。のちに脱藩して、各地を遊歴した。...
ウンガレッティ【Giuseppe Ungaretti】
[1888〜1970]イタリアの詩人。エジプトの生まれ。純粋詩から出発。第一次大戦後に、エルメティズモの代表的詩人となる。作「埋もれた港」「喜び」「時の感覚」「約束の地」、全詩集「ある男の生涯」など。
うんけい【運慶】
[?〜1223]平安末期から鎌倉初期にかけての仏師。康慶の子。慶派の中心的仏師として活躍。豪放な力強さと写実に特色があり、鎌倉新様式を築いた。作品に東大寺南大門の金剛力士像、興福寺北円堂の無著像...
ウンセット【Sigrid Undset】
[1882〜1949]ノルウェーの女流小説家。女性心理を描いた宗教性の濃い作品で知られる。1928年、ノーベル文学賞受賞。作「クリスティン‐ラブランスダッテル」など。
うんもん【雲門】
[864〜949]中国、唐・五代の禅僧。名は文偃(ぶんえん・もんえん)。雪峰義存の法を嗣(つ)ぎ、広東省の雲門山に住み、雲門宗を開いた。著「雲門広録」など。
えくに‐かおり【江国香織】
[1964〜 ]小説家・児童文学作家。東京の生まれ。童話作家として評価された後、詩的でみずみずしい作風の恋愛小説で若い女性の支持を得る。「号泣する準備はできていた」で直木賞受賞。他に「こうばしい...