テルトゥリアヌス【Quintus Septimius Florens Tertullianus】
[160ころ〜222ころ]ローマ時代のキリスト教神学者。カルタゴ生まれ。「三位一体」をはじめ、多くのラテン的キリスト教用語を定めた。著「キリストの肉について」など多数。
ディオゲネス【Diogenēs ho Sinōpeus】
[前404ころ〜前323ころ]古代ギリシャの哲学者。キニク学派、アンティステネスの弟子。世俗の権威を否定し、自然で簡易な生活の実践に努め、「樽の中のディオゲネス」と呼ばれた。アレクサンドロス大王...
ディオファントス【Diophantos】
[246ころ〜330ころ]古代ギリシャの数学者。アレクサンドリアで活躍。最古の代数学書「アリスメティカ」を著し、実用的な問題の解法、不定方程式などについて述べた。
ディミトロフ【Georgi Dimitrov Mikhaylov】
[1882〜1949]ブルガリアの政治家。1933年、ドイツ国会議事堂放火事件でナチスに逮捕されたが釈放。コミンテルンの書記長として、1935年の第7回大会で反ファシズム人民戦線戦術について報告...
でぐち‐なお【出口ナオ】
[1837〜1918]大本教の開祖。丹波の人。最初金光教の布教所で活動していたが、明治25年(1892)突然神がかり、大本教を開いた。「艮(うしとら)の金神(こんじん)」の信仰を説いて「御筆先(...
デモクリトス【Dēmokritos】
[前460ころ〜前370ころ]古代ギリシャの哲学者。師レウキッポスの原子論を体系化して発展させ、原子論的唯物論を確立。自然においては、それ以上不可分な無数の原子の結合と分離によって万物は生成・変...
デリダ【Jacques Derrida】
[1930〜2004]フランスの哲学者。アルジェリア生まれ。ポスト構造主義の思想家。西欧哲学のロゴス中心主義を批判し、脱構築(ディコンストラクション)をキーワードとした哲学理論を唱えた。著「エク...
とう‐しゅ【陶朱】
范蠡(はんれい)の通称。官を退いてのち山東の陶の地に住み、朱公と称したのでいう。
とがわ‐ゆきお【戸川幸夫】
[1912〜2004]動物作家。佐賀の生まれ。正確な知識に基づいて動物の生態を描き、動物文学という新しいジャンルを文壇に打ち立てた。子供向けの作品も多い。「高安犬物語」で直木賞受賞。他に「オーロ...
とくいつ【徳一】
平安初期の法相(ほっそう)宗の僧。徳溢・得一とも書いた。藤原仲麻呂の子といわれる。東大寺に住んだのち東国に移り、筑波山に中禅寺、会津に慧日寺を開いて布教。法華一乗を唱える最澄と再三にわたって論争...